担当者 | 陳 佑真教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | CHL-301 |
○故事成語から伝統文化を学ぶ
この授業では、故事成語のもととなった漢文文献を学習することを通して東アジアの伝統文化への理解を深めます。
前近代の漢字文化圏では、漢文で書かれた古典を学習することが学問の中心を占めていました。その結果、近代化によって漢文の地位が低下した現在でも、漢文古典の中の特に印象的な文が故事成語として生活の中に定着しています。
こうした故事成語について、元々はどんな文脈で登場したのか、現在の使われ方とどう違うのか、といったことなどを比較し、古典の世界に親しみましょう。
授業は教員が故事成語や中国伝統文化のトピックについて解説する部分と、皆さんが発表してそれに基づいて議論する部分とから成ります。皆さんの自主的に学ぶ姿勢に期待しております。
☆1:日本の伝統文化の基礎となった漢文文献についての知識を獲得する。
☆2:伝統文化について、主体的に問いを立て、調査・発表する能力を獲得する。
☆3:伝統文化の根本に立ち返り、複眼的に考察する視野を獲得する。
授業への参加の積極性(100%)により評価します。ディスカッションへの活発な参加を重視します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 必要に応じてプリントを配布します。 | ||
参考文献 | 『中国古典名言事典』 | 諸橋轍次 | 講談社学術文庫 |
参考文献 | 『中国史で読み解く故事成語』 | 阿部幸信 | 山川出版社 |
授業参加人数により方法は調整しますが、グループワークまたは個人ワークで興味のあるテーマについて調べ、発表することに重点を置きます。資料調べが円滑に行えるよう、MELICの使用法に習熟しておいてください。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | ガイダンス:教員及び履修者の自己紹介、発表の順番決め(対面授業) |
第2回 | 中国の地域と歴代王朝についての基礎知識(対面授業) |
第3回 | 日本人の中国文化受容の歴史―古代・中世(対面授業) |
第4回 | 日本人の中国文化受容の歴史―近世・近代(対面授業) |
第5回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第6回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第7回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第8回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第9回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第10回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第11回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第12回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第13回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第14回 | 故事成語の紹介・学生発表(対面授業) |
第15回 | 前期総まとめ・発表の講評(LMS配信) ※最初何週かは、皆さんの発表準備が整うまでの調整として講義形式で行います。準備の進捗状況に応じて日程に調整を加える可能性があります。 |