地球環境論Ⅰ
担当者ブルクシュ ズザンネ教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングECE-101

授業の概要(ねらい)

教授言語:日本語

この授業は、地球環境学の基本的な思想を学ぶ入門コースです。最初に、気候変動、自然資源、生物多様性、海洋保護などを例示し、地球環境問題に関して学びます。その後は、人間と環境との関係を取り上げ、その相互影響について問いかけ、基本的な思想を説明します。具体的には、人口増加、食糧問題、エネルギー問題などを取り上げます。最後に、経済、市民社会、政治などさまざまな社会的分野における環境活動や環境政策(エネルギーなど)を明らかにします。このコースは、主に社会科学の観点から「地球環境」というテーマにアプローチしますが、様々な関連分野への言及も行います。この授業は、入門講義とグループワークとディスカッションなどで構成されています。学期末に筆記試験を行い、修了とします。

授業の到達目標

地球環境が対象とするテーマは実に多様であるが、基本的な知識を習得して深めることを目指す。地球環境に関連する専門用語、思想、枠組み、活動と政策を理解する。地球環境という分野に関するグループワーク、発表やディスカッションを行う。

成績評価の方法および基準

期末テストを行います。授業出席と積極的な参加なども加味することがあります。期末テスト(70%)、積極的な参加(30%)として、総合的に評価します。なお日程は講義の進み具合によって、下記の授業計画通りにならないことがあります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献竹本和彦 編(2020)『環境政策議論講義:SDGs達成に向けて』 東京大学出版会.
参考文献山崎友紀(2020)『地球環境学入門』 第3版、講談社.
参考文献Carter, Neil (2008): “The Politics of the Environment: Ideas, Activism, Policy”, Cambridge University Press.
参考文献Takao, Yasuo (2016): “Japan’s environmental politics and governance: From trading nation to econation”, Abingdon, Oxon: Routledge.
参考文献他にも図書館等に多くの文献がありますので参考にしてください。この分野は非常に展開が早いのでウェブサイトなどでも最新の情報や文献を参照することが重要です。

準備学修の内容

講義で触れたテーマについて、参考文献や関連するウェブサイトで理解を深めることを求めます。教員の指定する文献がある場合にはそれをあらかじめ読み、そこにわからない言葉があるときにはその用語を調べ、教員が与えた課題について自分の意見をまとめるなどの準備を行うこと。

その他履修上の注意事項

出席は必須です。それぞれの専門領域に関する知識を深めるためには、授業に積極的な参加が必要になります。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回地球環境学とは?
第3回(A):地球環境とその問題とは?
第4回地球の大気と気候とは?
第5回水環境とは?
第6回生物多様性とは?
第7回(B):人間と地球環境の関係性とは?
第8回地球人口と地球環境の関係性とは?
第9回食品と環境の関係性とは?
第10回エネルギー問題とは?
第11回(C):環境政策とは?
第12回経済と環境の関係性とは?
第13回環境保全に関わる市民運動とは?
第14回エネルギー政策とは?
第15回期末テスト