担当者 | 渡部 瑞希教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | ANT-101 |
新型コロナウイルスは、家族関係、職場、学校、娯楽などの社会生活に深刻な影響を与えた。移動や学習機会、経済機会、イベントなどの娯楽も制限され、遠方の家族や友人にも容易に会うことができなくなった。このように、我々は不自由を被ることが多くなったわけだが、しかしその一方で、新型コロナウイルスは我々に、真に大切な人間関係や学習の重要さ、働くことの価値や意味などを真剣に考えるきっかけを与えた。そこで本講義では、家族や仕事、教育、娯楽等の複数のトピックから、アフターコロナ期にどのような新しい社会が生み出されるのかを学習していく。そのうえで、どのような新しい人生の選択をしていくべきなのか、またそうした新たな社会の可能性と課題について、履修生自ら考え、意見を交換し、考察を深めることを目的とする。
・新型コロナウイルスによる社会の変化をとらえることができる
・現代社会に対して自分なりの意見をもち、グループディスカッションで生かすことができる
・自分とは異なる意見をもつ他者と相互に理解を深めることができる
・学期末のレポート提出(30%)と、発表やグループワークにおける受講態度(70%)
・英語能力や日本語能力といった語学力による成績評価ではなく、自身の今ある語学力で積極的に意見を述べようとする姿勢を高く評価する
・5回以上の欠席は単位を認めない
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
・各トピックごとにグループディスカッションを行うため、参加型の講義であることを理解している必要がある
・グループワークで話し合った結果をディスカッションの回で議論し、発表するため、積極的に発言することが求められる
・英語での講義であるため、ある程度のリスニング、ヒアリング能力が求められる
・本講義は英語で行うものとする。ただし、履修者の語学能力を考慮し英語レベルを変えるほか、日本語の補足説明が加わることもある
・英語を聞く、話すことに積極的な姿勢が求められる
・本講義では、映像資料を多く用いる。映像資料の多くは日本語であるが、解説は英語で行う
・オンライン授業日は第13回講義とする
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 自己紹介 教員および履修生による簡単な自己紹介 |
第3回 | 問われる日本の働き方 コロナ禍で広まったリモートワークにより、日本の労働者にどのような生活の変化が見られるようになったか? |
第4回 | ディスカッション 第3回講義の内容をふまえ、グループで話し合ったことや個人で考えたことを発表し議論する |
第5回 | 問われる仕事の価値 皆さんは卒業後、どんな仕事につくだろうか?コロナ禍で変わりつつある現代の仕事の価値について学習する |
第6回 | ディスカッション 第5回講義の内容をふまえ、グループで話し合ったことや個人で考えたことを発表し議論する |
第7回 | コロナ禍の結婚事情 コロナ禍で結婚率が低下している中、出会いの「デジタル化」が行われている。デジタルは出会いの形をどのように変えたのか。 |
第8回 | 第7回講義の内容をふまえ、グループで話し合ったことや個人で考えたことを発表し議論する |
第9回 | 出産すべきか、子どもはもつべきか 出産しやすい社会とは?出産を妨げるものとはなにか?さまざまな角度から出産の問題を学習する |
第10回 | 第9回講義の内容をふまえ、グループで話し合ったことや個人で考えたことを発表し議論する |
第11回 | 子どもの学びをどう守るべきか コロナ禍で小・中学校の学習にどのような影響・変化がみられるか?アフターコロナ期の課題はなにか? |
第12回 | 第11回講義の内容をふまえ、グループで話し合ったことや個人で考えたことを発表し議論する |
第13回 | レポート課題の説明ーオンライン講義日 学期末に提出するレポートの課題を説明する |
第14回 | 移動の自由をどう確保すべきか コロナ禍で移動が制限される中、どのような対策が有効か?主に移動をメインとする観光や交通の現場から学習していく |
第15回 | 第14回講義の内容をふまえ、グループで話し合ったことや個人で考えたことを発表し議論する |