担当者 | 生島 美和教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | EDU-310 |
この授業では、社会における人々の暮らしや生き方をテーマに、少子高齢化が進む中で自治をつくり持続可能な地域づくりを実現させる学びのプロセスについて探究する。社会教育主事課程における総括的な位置づけとなる本授業では、社会の客体から主体へと人間が成長するプロセスを支える社会教育の理論に基づき、地域社会に対する幅広い視野から学習と教育のあり方について、自らテーマを設定し研究を行う。
・学習と教育の視点から、地域社会をめぐる現代的な課題に関心を持つことができる。
・社会とかかわる教育実践や学習支援の事例をふまえて、社会教育の意義を理解できる。
・社会をつくる学びの実践に対して、自らの考えや意見を表現することができる。
授業への出席を前提とし、以下の①~③の合計に基づき成績評価を行う。
・グループワークへの貢献(20%)
・課題研究プレゼンテーション(40%)
・フィールドワーク実施レポート(40%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない | ||
参考文献 | 内容や履修者の関心に応じて適宜紹介する。 |
・本授業および他の関連する授業で紹介した実践事例について、専門誌やウェブサイト、現場に赴くなどしてさらなる情報を収集する。
・身近にある社会教育施設を実際に訪れて、主催事業や学習サークル、公民館だよりなど広報の資料を収集する。
①通常の開講曜日・時限意外に、学外授業として土日・休日を使って社会教育の現場に参加することを想定しています。参加にあたっては、交通費・入場料・昼食代など個人負担になります。学外授業については授業内でスケジュールと経費に関する説明を行います。
②この授業は、生涯学習・社会教育学に関する専門科目であり、社会教育主事養成課程に位置づいています。本科目の履修にあたっては、少なくとも前提となる基礎科目「生涯学習概論Ⅰ・Ⅱ」をすでに履修しているか同時に履修することを原則とします。
③履修者の経験や発想を活かした講義にするため、能動的に参加してください。特にグループワークでは、メンバーで協力し合い、互いの考えに学び合いながら、課題に取り組んでください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 地域再生に取り組む学びの展開 |
第3回 | 社会をつくる地域学習の実践と理論 |
第4回 | 地域づくりにおける公民館の役割 |
第5回 | 地域参加と町内会・自治会の役割 |
第6回 | 社会参加と市民活動・NPOの役割 |
第7回 | 地域の課題解決に向けた図書館・博物館の活動 |
第8回 | グループワークに向けた課題設定 |
第9回 | グループワークでの課題研究【研究目的・対象の設定】 |
第10回 | グループワークでの課題研究【調査・分析に向けて】 |
第11回 | グループワークでの課題研究【調査の実施】 |
第12回 | グループワークでの課題研究【分析・プレゼンに向けての整理】 |
第13回 | グループワークの成果報告プレゼンテーション(1) |
第14回 | グループワークの成果報告プレゼンテーション(2) |
第15回 | まとめと振り返り |