美術史・文化遺産特殊講義1B-Ⅰ
担当者岡部 昌幸教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングFAH-201

授業の概要(ねらい)

グローバル・アート・ヒストリーの観点から、日本美術史、西洋美術史、東洋美術史を包括して幅広く、楽しく学びます。分野は絵画だけでなく、彫刻、装飾美術・工芸、建築、ファッション・服飾史、写真、現代美術、また美術だけでなく関連のある音楽、演劇、古典芸能、文学など諸芸術のほか、広く文化史、生活史におよびます。以上、関連のある学生諸君には率先して美術史の基礎知識を学ぶことを薦めます。講義は毎回スライド、DVD等の映像教材を使用します。今学期は小島善太郎、近世近代の日本画と俳句、印象派、植物画、ピカソ、書などをテーマとした美術を軸として学びます。適宜、グループワーク、ディスカッションを課します。

授業の到達目標

美術史の研究方法に親しみ、作品論が書けるようになる。


成績評価の方法および基準

授業態度を重視します。また②学期中に小レポートを2、3回、そして③学期末に400字×10枚程度のレポートの提出、④指定された美術館・歴史的文化財の見学、学外授業を課し、およそ①を30%、②を15%、③を40%、④を15%の割合で総合評価を行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『暗号【アトリビュート】で読み解く名画 美術鑑賞がグッと楽しくなる!』岡部昌幸世界文化社
教科書『すぐわかる作家別アール・ヌーヴォーの美術』岡部昌幸東京美術
参考文献『西洋骨董鑑定の教科書』ジュディス・ミラー著、岡部昌幸日本語版監修パイ・インターナショナル

準備学修の内容

美術館の見学、学外授業を課します。また、学外で実技の学習やワークショップをする予定です。

その他履修上の注意事項

多様なジャンルを広く概観するためには、自主的な勉強と旺盛な好奇心が必要です。受講者にもこの講義の流れに沿い、 それぞれ自分自身が受講の目標の設定、学習の計画、将来の展望を明確にもって、この講義の受講を有意義なものとする意欲と心構えを前提として求めたいと思います。

授業内容

授業内容
第1回英一蝶
第2回与謝蕪村
第3回河鍋暁斎(美術館見学、学外授業)
第4回モネと印象派
第5回日本近代美術(美術館見学、学外授業)
第6回小島善太郎
第7回印象派とセザンヌ
第8回ピサロと印象派
第9回小川芋銭、小杉未醒
第10回川端龍子
第11回美術館見学(学外授業)
第12回ピカソ
第13回ゲルニカ
第14回井上有一と書
第15回植物画