担当者 | 澁谷 由里教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HAA-208 |
「中国共産党の百年」
昨年(2021年)、中国共産党は創立百年を迎えました。「党が国を指導する」という、中華人民共和国の現体制をつくったこの政党は、どのようにして現在のすがたになっていったのでしょうか。政党の歴史(党史)とともに、その背景にある中華民国(1912-1949年)の歴史や、中国国民党との関係、ソ連を中心とする国際関係などを考えていきましょう。
1,中国共産党および中華人民共和国の歴史や現状に対して、基礎的な理解と客観的な視点を持てるようになる。
2,同時代史や前史、ほかの組織や国との関係などを総合的に理解し、世界情勢に対して広い視野を持てるようになる。
・LMSに出題する、全5回(各回は20点満点)の配信課題への解答(100%)
・3回以上提出を忘れると、合格点(60点)には届かない。また2回の提出忘れであっても、残る3回が全て満点でなければ合格点には届かない(ただし履修修正により、第4回から履修者名簿に加わった学生については、全4回<各回を25点満点に換算>の課題解答で評価する)。なお「提出期限」とは、送信完了までの時間を指すので、解答が終了していても、送信が遅れた答案は減点する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『中国共産党、その百年』 | 石川禎浩 | 筑摩書房 |
参考文献 |
中国近現代史については、東洋史概説で学んだ基礎知識はあるものとして授業を進めます。この科目を履修していない学生は、シラバスをみて、該当する時代について手持ちの高校世界史教科書や、各種参考書などを予習し、授業にも持参してかまいません。なお概説を履修済でも自信のない学生も、同様にしてください。
配信課題解答の提出・送信忘れに注意。特に送信ファイル名の字数が多すぎる(おおむね21字以上)と送信できないので、気を付けてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 後期新規履修者向けガイダンス、および前期最終回の内容復習(対面授業) |
第2回 | 西安事件(1936年)と第二次国共合作(1937-1949年)ー張学良はなぜ蔣介石を急襲したのか?(対面授業) |
第3回 | 日中戦争(1937-45年)中の中国共産党ー毛沢東の主導権はどう確立されたのか? ※授業終了後、第1~3回についての課題をLMSから出します。 |
第4回 | 日中戦争勝利とその後の国共関係(対面授業) |
第5回 | 国共内戦(1946-49年)と中華人民共和国の成立(対面授業) |
第6回 | 朝鮮戦争(1950-53年)への参戦ー北朝鮮とのきずなはどう形成されたのか?※授業終了後、第4~6回についての課題をLMSから出します。 |
第7回 | 「百花斉放(ひゃっかせいほう)、百家争鳴(ひゃっかそうめい)」政策(1965年)と反右派闘争(1957年)(対面授業) |
第8回 | 大躍進運動(1958年)とその失敗(対面授業) |
第9回 | プロレタリア文化大革命(1966-76年)への道ー共産主義の理想と現実(対面授業) ※授業終了後、第7~9回についての課題をLMSから出します。 |
第10回 | プロレタリア文化大革命(1966-1976年)(1)ー林彪(りんぴょう)の死(1971年)まで(対面授業) |
第11回 | プロレタリア文化大革命(1966-1976年)(2)ー毛沢東の死と「四人組」の逮捕(1976年)まで(対面授業) |
第12回 | 鄧小平時代と改革開放路線(1978-89年)(対面授業) ※授業終了後、第10~12回についての課題をLMSから出します。 |
第13回 | 天安門事件(1989年)とは何だったのか?(対面授業) |
第14回 | 中国共産党と中国はどこへ向かうのか?(2023年1月7日、LMS配信) |
第15回 | 世界史、および世界情勢の中での中国共産党と中国ー1年間のまとめと展望(対面授業)※授業終了後、第13~15回についての課題をLMSから出します。 |