担当者 | 石川 敬史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HEA-218 |
この西洋史籍購読では、西洋史の「異端」であるアメリカ史を近年の名著を輪読して透徹した理解を目指します。アメリカ合衆国は、西洋文明に端を発した国家ですが、必ずしも西洋にはない普遍性を持った独立した文明圏です。「特殊にして普遍的な超大国」がアメリカ合衆国と言えましょう。この授業を通して、アメリカの特殊性と普遍性を理解するとともに、「アメリカとは何か」を受講生の皆様と考えていきたいと思います。
前期・後期に分けて次の2冊のテキストを読みます。
アメリカ文明を形成した諸思想を学ぶことを通して、西洋文明論について透徹した見解を獲得する。
西洋史に必要な基礎教養を身につけ、自分で史料や文献を見つけ出せる自立した知性を涵養する。
広範な情報を咀嚼して、他者に説明する力を獲得し、ディスカッションを通して概念を明瞭にする訓練を積み重ねる。
授業への参加姿勢、テキストの事前読み込み、授業での発言:50%
テキスト担当箇所の要約報告:25%
最終日に教員が提示するレポートの提出:25%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 不寛容論:アメリカが生んだ「共存」の哲学 | 森本あんり | 新潮選書 |
参考文献 | 反知性主義:アメリカが生んだ「熱病」の正体 | 森本あんり | 新潮選書 |
その日の授業で読むテキストの該当箇所を必ず読み込んで、問題関心を持って授業に望んでください。
要約報告を担当する学生は、自分の読み方をレジュメにまとめて下さい(作成方法は、授業初日に教えます)
各人、テキストは必ず購入してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス ・授業の運営方針、テキストの概要の解説、単位取得要件の説明 |
第2回 | 第一章「虚像と実像のピューリタン」講読(前半) 報告者の報告と議論 |
第3回 | 第一章「虚像と実像のピューリタン」講読(後半) 報告者の報告と議論 |
第4回 | 第二章「中世の寛容論」講読(前半) 報告者の報告と議論 |
第5回 | 第二章「中世の寛容論」講読(後半) 報告者の報告と議論 |
第6回 | 第三章「「異議申し立ての伝統」講読(前半) 報告者の報告と議論 |
第7回 | 第三章「異議申し立ての伝統」講読(後半) 報告者の報告と議論 |
第8回 | 第四章「政権当局とのせめぎ合い」講読(前半) 報告者の報告と議論 |
第9回 | 第四章「政権当局とのせめぎ合い」講読(後半) 報告者の報告と議論 |
第10回 | 第五章「誤れる良心と愚行権」講読(前半) 報告者の報告と議論 |
第11回 | 第五章「誤れる良心と愚行権」講読(後半) 報告者の報告と議論 |
第12回 | 第六章「建国者の苦悩」講読(前半) 報告者の報告と議論 |
第13回 | 第六章「建国者の苦悩」講読(後半) 報告者の報告と議論 |
第14回 | 第七章「異形者の偉業」講読 報告者の報告と議論 |
第15回 | エピローグ(LMSによるオンライン) ・総括授業と議論 ・レポート課題の提示 |