地理学実習1B-Ⅰ
担当者吉野  裕教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングGGR-215

授業の概要(ねらい)

地理学では、地図の判読・景観観察・統計の分析・作図などの作業を行いながら論文を作成していきます。みなさんの中に、これらの作業の経験者はほとんどおられないと思います。この講義では、地図・統計類の種類とこれらの入手方法、そして地図の判読・景観観察・統計類の分析・作図の方法についてわかりやすく説明をしていきます’。また、講義中に上記の作業を経験し(グループ活動)、論文の執筆に不可欠な技術・能力を実践的に身につけていきます。さらに、その成果を発表することにより、情報発信能力も培います(プレゼンテーション技術の向上)。

授業の到達目標

①地図や統計類の種類・入手方法を理解し、これらについて説明できる。
②地図を判読して地域の特徴や歴史的な変化を把握し、これらについて説明できる。
③統計資料を分析し、グラフや分布図を作成することができる。

成績評価の方法および基準

レポート(40%)・発表(40%)・受講態度(20%)をもとに、総合的に評価をします。
※受講態度:講義への参加状況(発表・質疑応答時の学修態度、意欲、リアクションペーパーの内容)などをもとに評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特に指定しません
参考文献『ジオ・パルNEO 地理学・地域調査便利帳』野間晴雄・香川貴志・土平 博・河角龍典・小原丈明編著青海社
参考文献『フリーGISソフトMANDARA10入門:―かんたん!オリジナル地図を作ろう ―』谷 謙二古今書院

準備学修の内容

講義の前後にテキストで予習・復習をして下さい。また、地理学とその隣接分野の書籍を読み、知識の獲得に励んで下さい。

その他履修上の注意事項

・第1回目の授業をオンラインで実施する予定です。これに関する重要な連絡をLMS(地理学実習Ⅰ)に掲示することがあります。LMSをきちんと確認して下さい。
・「地理学実習Ⅱ」とあわせて通年で受講することを望みます。
・毎回、リアクションペーパーを配布します。これに質問・意見・要望などを自由に書いて提出して下さい(記載内容で減点することはありません)。
・出席回数が少ない、レポートが未提出である、発表時に無断で欠席したなどの場合は、成績評価の対象とはしません。やむを得ない事情がある場合はご相談下さい。
・発表時にパワーポイントを使用して下さい。これを機に、パソコン関連の知識と技術を磨いて下さい(使用方法は授業時に学びます)。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、受講上の諸注意【オンライン】
第2回グループをつくろう、地図の種類と入手方法
第3回地形図を判読しよう①近代
第4回地形図を判読しよう②現代
第5回地形図を判読しよう③まとめ
第6回地形図を判読しよう④発表
第7回過去の土地利用について調べよう①方法を学ぶ
第8回過去の土地利用について調べよう②作業
第9回過去の土地利用について調べよう③まとめ
第10回過去の土地利用について調べよう④発表
第11回統計の種類と入手方法
第12回統計資料を分析しよう①グラフの作成
第13回統計資料を分析しよう②GISとは何か?
第14回統計資料を分析しよう②GISで地図を作ろう
第15回総括