日本史特殊講義8B-Ⅱ
担当者髙杉 洋平教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-216

授業の概要(ねらい)

本講義では満州事変から太平洋戦争開戦までの「戦争の時代」を取り上げます。終戦後80年近くが経過した今日もなお、太平洋戦争は多くの日本人にとってトラウマであり、今も政治的・イデオロギー的問題として論争を巻き起こします。なぜ我国は無謀な対米戦争に踏み出したのでしょうか?為政者・軍人・庶民の無能力・不見識が原因なのでしょうか?それとも何かやむをえぬ理由があったのでしょうか?本講義では、できるだけ客観的な視点で我国の政治・外交・軍事を振り返り、開戦に至る歴史過程を明らかにしていきたいと思います。

授業の到達目標

①太平洋戦争開戦に至る歴史的・政治的知識を習得する。
②歴史的問題を通して、現代的な政治問題を論じることができるようになる。

成績評価の方法および基準

試験(90%)、平常点(10%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

高校時代の教科書で良いので、戦前の日本政治史に関して基礎的な知識を身に付けておくこと。

その他履修上の注意事項

学生の理解度等を勘案して、実際の授業内容をシラバスから変更する場合もあります。
LMSで授業データ(パワポ)を公開します。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回満州権益
第3回満州事変
第4回満州事変後の国際政治
第5回日中戦争
第6回戦争の泥沼化
第7回日独伊の提携
第8回南進政策
第9回経済制裁と対米交渉
第10回対米戦をめぐる論争
第11回日米交渉
第12回御前会議
第13回なぜ対米開戦を決断したのか
第14回試験・解説
第15回まとめ・補足解説(LMS)