世界の情勢(ヨーロッパ)Ⅰ
担当者渡邊 啓貴教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングARS-103

授業の概要(ねらい)

ヨーロッパ統合の歴史・理論について検討する。 統合を国⺠国家の発展の中で捉え、危機時の「国境を越えたリス トラ」と
解釈する。新しい統合の理解の仕方について学生にも問いを投げるが、ディスカッションや討論といった形で学生に も反
応してもらう。

授業の到達目標

国際社会の中でのヨーロッパ統合の理論と歴史、その仕組みや意義について習得する

成績評価の方法および基準

試験(60%)・出席(40%)で評価する

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 ヨーロッパ国際関係史 渡邊啓貴編著有斐閣
参考文献

準備学修の内容

日ごろから欧州の動向について新聞・雑誌記事、関連文献などでカバーしておくこと。

その他履修上の注意事項

パワーポイントを使うが自分自身のノートを作ることが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回地域統合とは何か---国民国家の概念と克服
第2回欧州統合の歴史1 前近代的統合---ローマ帝国/中世キリスト教世界/絶対王政期
第3回欧州統合の歴史2 19世紀資本主義の発達と帝国主義時代
第4回欧州統合の歴史3  第一次世界大戦後のブリアンの欧州合衆国提案/マーシャルプラン
          第二次世界大戦後の欧州統合 ECSC・EEC・EURATOM
第5回統合の理論1 経済統合の理論
第6回統合の理論2 新機能主義/国境を越えたリストラとデモクラシーの理論
第7回EEC共通関税政策・共通農業政策
第8回1970年代通貨統合の試みとユーロペシミズム/域内市場統合
第9回マーストリヒト(EU)条約と共通通貨導入
第10回ユーロ危機から経済同盟の発展
第11回政治統合の歴史① EDC構想の挫折とフーシェプラン
第12回政治統合の歴史② ESDP(欧州安全保障防衛政策)からCFSP(共通外交安全保障政策)へ
第13回EU統合の現在①---BREXIT/PESCO(常設防衛機構)
第14回EU統合の現在②--米欧関係/NATO
第15回期末テスト