担当者 | 山田 剛教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [医療技術学研究科 スポーツ健康科学専攻] | |
科目ナンバリング |
本講義では、多様なストレスからアスリートの健康を守るための知識・手段を学ぶための学問ともいえる衛生化学の領域の中から、微生物感染症および化学物質などが人間に与える影響に焦点を当てる。微生物感染症の歴史、感染症の原因となる微生物病原体の特徴、発症機構等について解説すると共に、医薬品、食品、環境因子などが人間に与える影響について解説する。また、微生物感染症の予防及び対策について、日常生活への影響を考慮に入れたディスカッションの機会を設ける。
(1)感染症の原因となる多様な病原微生物の特徴について理解し、説明ができる。 (感染症原因微生物の特徴)
(2)微生物感染症の発症メカニズムについて理解し、説明ができる。(感染症発症機序)
(3)微生物感染症に対する予防及び対策について理解し、説明ができる。(感染症の予防と対策)
(4)医薬物が人間に与える影響について理解し、説明ができる。(薬物のもつ負の影響)
(5)食品が人間に与える影響について理解し、説明ができる。(食品添加物等のもつ負の影響)
筆記試験約80%、レポート約20%で評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | わかる!身につく!病原体・感染・免疫 | 藤本秀士編著・目野郁子著・小島夫美子著 |
次回の講義のテーマに関連する専門用語(感染症および原因微生物の名称等)を調べておくこと。
・講義は、担当教員が作成するスライドの解説を中心に、適宜板書および補足資料の配布を行いながら進める。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション: 微生物感染症および化学物質などが人間に与える影響を学ぶ意義について。 |
第2回 | 微生物病原体による感染症の歴史について学修する。 #第2回の授業はオンライン(LMSによるオンデマンド形式)授業になります。 |
第3回 | 微生物病原体の種類、構造その他の特徴について学修する。 |
第4回 | 微生物病原体の感染経路とその特性について学修する。 |
第5回 | 微生物病原体が引き起こす感染症について学修するPt. 1: 呼吸器感染症。 |
第6回 | 微生物病原体が引き起こす感染症について学修するPt. 2: 皮膚および消化器感染症。 |
第7回 | 微生物病原体の感染に対するホストの生体防御機構について学修するPt. 1: 自然免疫。 |
第8回 | 微生物病原体の感染に対するホストの生体防御機構について学修するPt. 2: 獲得免疫。 |
第9回 | 微生物病原体による感染症の予防手段について学修するPt. 1: 抗菌薬の基礎。 |
第10回 | 微生物病原体による感染症の予防手段について学修するPt. 2: 抗菌薬の問題点・課題。 |
第11回 | 食品が体に与える影響について学修する。 |
第12回 | 食中毒について学修する。 |
第13回 | 身の回りにある有害物質や環境因子が体に与える影響について学修する。 |
第14回 | 医薬品が体に与える影響について学修する。 |
第15回 | 微生物感染症および化学物質などが人間に与える影響に関するまとめとテスト |