美術史・文化遺産演習2B-Ⅱ
担当者山田 大樹
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングSEM-350

授業の概要(ねらい)

 この授業では、4年次の卒業論文に向け「自分の関心事は具体的にどこにあるのか」について、対話を通して理解し、テーマを絞っていくこと、そして自身の研究実施のための先行研究を整理できる力を身に付けることを目的としています。そのため、文化財の科学的調査、文化遺産の保存と活用、考古資料の保存修復、博物館や収蔵環境制御、遺跡や史跡の保存など、各受講生が興味を持つ内容の研究に関わる学術論文や書籍に目を通してその分野をより深く理解するとともに、研究のテーマについて教員や他の履修生の前で発表して、アドバイスや質問を受けることで自身の考えをより精査していく過程を繰り返します。最終的には、自身が関心のある卒業論文テーマに関する先行研究のフィールドを整理できる力を身に付けることが目標です。

授業の到達目標

・先行研究の要点をまとめられるようになること
・パワーポイントを使って論理的な発表ができるようになること
・既往研究の比較分析ができるようになること

成績評価の方法および基準

授業への参加態度および他履修生の発表へのコメントを40%、個人発表(最終レポート)を60%、として、総合的に評価します。なお、卒論の代替として受講している生徒とそれ以外については区別して評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

 研究の参考となる学術論文や書籍などについては、履修生の興味を基に教員がサポートします。グループや自身の発表までに、それらを読み込み、要点を説明できるようにしてください。

その他履修上の注意事項

 積極的に授業に参加してください。

授業内容

授業内容
第1回MELIC講習(論文や書籍の検索方法)
第2回個人研究の関心の発表・卒論生による発表
第3回各人の研究に対する指導、課題図書等
第4回グループワーク①-1(メンバーの関心マップを作る)
第5回グループワーク①-2(発表)
第6回先行研究のまとめ方(オンディマンド学習)
第7回個人発表①-1(先行研究)
第8回個人発表①-2(先行研究)
第9回個人発表①-3(先行研究)
第10回個人発表①-4(先行研究)
第11回グループワーク②(次回以降の個人発表について、グループ内で意見交換)
第12回個人発表②-1(個人研究の発表)
第13回個人発表②-2(個人研究の発表)
第14回個人発表②-3(個人研究の発表)
第15回個人発表②-4(個人研究の発表)