担当者 | 下村 一之教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [スポーツ医療学科] | |
科目ナンバリング | SEM-401 |
大学生として物事を多面的にとらえるトレーニングを、討論(ディベート)、PPT発表、およびレポート型式で、一人づつあるいはグループ型式で行う
当スポーツ医療学科3年生および4年生は、AT、教職、健康運動指導士などの資格取得の目的のため、一気に活動量の増加する時期に当たる。しかし、当学科の学生のうち7~8割は特別な資格取得をすることなく、社会人として卒業していくのが実情である。
また、4年制大学の卒業後に、社会で与えられる仕事も、必ずしも自分の専門分野とは限らない。
したがって、大学という高等教育で求められる能力の本質は、目の前にある問題点を自ら発見したうえで、様々な角度から検討し、自力で資料を集めて分析解決していく能力を養うことにあると考えられる。
その能力の延長が「セレンディピティ: serendipity」(何気ない日常から価値あるものを見つけ出す能力)という、社会における成功哲学につながっていく。
下村担当の応用演習においては、学生諸君が人ひとりが、大事だとか問題だとか感じる点につき、クラス全体で議論し、共通の問題として解決していく。集めた資料を分析したうえで、説得的に持論を主張することを指導する。また、意欲ある学生には論文作成を指導していきたい。
題材は、スポーツという専門分野でも、専門分野と全く別個の社会一般の問題点でも構わない。
出席は、15回全回出席を当然の前提とする。欠席1回につき、100点満点の評価のうち、5点減点とする。
クラス担当(世話役)(5~10点)、クラスでの積極的な発言(20点満点)、討論参加(20点満点)、提出物(50点満点)などにより、加点形式で採点する。
逆に、欠席や未提出物がある場合には減点となる。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし | ||
教科書 | |||
参考文献 | なし | ||
参考文献 |
日ごろから、社会に対する意識を高く持ち、良い意味での批判力(意見)を持つよう心がけること
クラスの結束力を高めて、大学生活後半の仲間づくりをここころ掛けてほしい
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション 自己紹介 (ice breaking) |
第2回 | これまでの2年間の大学生活のまとめと総括 |
第3回 | そもそも自分とは何者か、について考える(これまでの大学生活を通じて) |
第4回 | 自分に足りないものはないか、について考える |
第5回 | 社会に出るときに自分が最も必要とする能力とは何か、について考える。 |
第6回 | 社会そのものが進むべき方向は何か、について考える。 |
第7回 | 社会を自分が変えるとすれば、あるいは自分自身を変えるには、そのテーマは何か、について考える。 |
第8回 | 自分の研究テーマについて披露し、クラス討論を行う。 |
第9回 | 研究テーマを各人が決定し、理由付きでプレゼンテーションを行う。 |
第10回 | 研究テーマについての客観資料を収集する。 |
第11回 | 客観資料に基づいて問題点を各自が解説する。 |
第12回 | 問題点についての意見を各自発表する。(反対意見とそれに対する反論も) |
第13回 | 問題点について、意見(立場)を明らかにして、クラス内で討論(ディベート)を行う。(賛成派 vs 反対派) |
第14回 | (賛成派 vs 反対派)ディベートの結果をもとに、クラス投票で勝敗を決する。 |
第15回 | まとめと反省 |