国際政治経済学入門Ⅰ
担当者伊藤 寛了教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングINR-101

授業の概要(ねらい)

グローバル化が進んだ現代社会において、世界の国々の関わりは政治的にも経済的にも一層密接になっています。その結果として、政治的な対立が結果的に経済にも大きな影響を及ぼします。また一見すると技術的な問題とも思える環境問題であっても、詳しく見てみると国際政治と国際経済が深く絡み合っていることが分かります。この授業では、そうした政治と経済が相互に作用する国と国との関係や地域的な統合、あるいは国際問題を理解するための基礎となる国際政治経済の基本的な知識を学んでいきます。

授業の到達目標

(1)国際政治経済に関する基本的な知識を理解し、説明することができる。
(2)国際問題の原因や経緯について学び、概略を説明することができる。

成績評価の方法および基準

レスポンスシートを含む平常点30%、期末試験またはレポート70%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書国際政治経済学・入門 第3版野林健・大芝亮・納家政嗣・山田 敦・長尾 悟有斐閣
参考文献教科書以外の参考文献は授業中に適宜紹介します。

準備学修の内容

・各回で扱う教科書の範囲を予習して授業に臨んで下さい
・日頃から関連するニュースをチェックするようにして下さい

その他履修上の注意事項

後期のみ開講。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:国際政治経済学の視点
第2回国際政治経済の理論的枠組み
第3回ブレトンウッズ体制の成立
第4回冷戦と新たな国際政治経済体制
第5回経済安全保障
第6回自由貿易と保護主義
第7回金融グローバル化の構図
第8回国際政治経済学と科学技術
第9回人の移動と政治経済
第10回人権・民主化・経済的発展
第11回環境問題の政治経済
第12回新しい国際政治経済秩序の模索
第13回地域的統合の枠組み
第14回国と国の関係と国際的秩序の枠組み(オンライン授業)
第15回総括(期末試験の場合は第15回授業で実施)