担当者 | 新原 将義教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [スポーツ医療学科] | |
科目ナンバリング | SEM-205 |
本授業のテーマは「社会構成主義から現代を読み解く」である。
近年,我々の世界には社会的課題が山積している。特に日本は,SDGs,民主主義の危機,知識のあり方に対する疑問提起,アジア諸国をはじめとする国際社会との協調など,多くの問題に対して積極的な取り組みが為されているとは言い難いのが現状である。いずれの問題に対しても,有意義な活動は草の根的に広がっているものの,政策としては大きな前進は見られないどころか,後退している問題も数多くある。
前期の授業「人間学基礎セミナーⅠ」では,こうした喫緊の社会的諸問題にアプローチする理論的道具として,「社会構成主義」を取り上げた。この理論的道具を用いて,後期ではいよいよ,社会の諸問題について論ずることに取り組む。とくに,「アジア近現代史」「SDGs」「知識と学問」「民主主義」の4つの問題について,課題図書を読み解き,社会構成主義の観点から検討を行うことが,本授業の目的である。前期と同じく今の世の中に疑問を感じ,自らができることを探すことに熱意を感じる学生の受講を歓迎する。
①学生は,我々の精神や行為の社会・文化的側面について,具体例を挙げながら説明することができる。
②学生は,社会構成主義の理論的特徴について,具体例を挙げながら説明することができる。
③学生は,アジア近現代史,SDGs,知識と学問,民主主義のそれぞれの話題について,社会構成主義の観点から論ずることができる。
授業内でのプレゼンテーション 50%
最終レポート 40%
授業への貢献度 10%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
本授業では受講生が複数回プレゼンテーションを担当する機会がある。他者に文献の内容が伝わるような,分かりやすいプレゼンテーションとなるよう,資料を作成し,プレゼンテーションの練習をしておくこと。
本授業は新原担当の前期「人間学基礎セミナーⅠ」を受講し,単位を取得した者のみ受講を認める。また本授業では、授業初回から様々な課題に取り組んでもらうこととなる。そのため、第1回の授業に参加した学生以外は受講できないものとする。
第14回終了後,オンライン授業として総括を行う。詳細については授業内で説明を行う。
回 | 授業内容 |
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第1回 | アイスブレイク,グループ決定,課題図書決定 |
第2回 | アジア近現代史(1) |
第3回 | アジア近現代史(2) |
第4回 | アジア近現代史(3) |
第5回 | SDGs(1) |
第6回 | SDGs(2) |
第7回 | SDGs(3) |
第8回 | 知識と学問(1) |
第9回 | 知識と学問(2) |
第10回 | 知識と学問(3) |
第11回 | 民主主義(1) |
第12回 | 民主主義(2) |
第13回 | 民主主義(3) |
第14回 | 民主主義(4) |
第15回 | (オンライン)リフレクション |