日本概論Ⅱ
担当者平田 好教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングSOS-102

授業の概要(ねらい)

 日本で生活し、日本人学生とともに学ぶために、日本の社会・経済のあらましや、世界の中での日本の位置を知ることも必要です。学部学科専攻を問わず、各自の学修を深めるために、日本の国土の様子、人口の動き、政治・経済・財政や産業の基本的な特徴について学びます。また歴史における事象を、世界と日本を相互的な視野から捉えて考察します。みなさんが出身国・地域で学んだ歴史・地理・社会などに関する知識や見解と照らし合わせながら、いっしょに考えていきます。日本概論Ⅰを前提として、日本概論Ⅱでは歴史的視点からの考察を中心に進めます。

授業の到達目標

(1)日本に関する基本的な知識を習得する。
(2)日本社会の特徴や課題について理解する。
(3)現代の日本を知るための歴史的知識をもつ。
(4)日本と世界各国との関係、諸課題について考える。

成績評価の方法および基準

授業への関与(出席、発言、グループワークでの貢献) 40%
レポート・小テスト・発表          30%
期末試験            30%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『留学生と中学生・高校生のための日本史入門』庵功雄著晃洋書房(2016)
教科書『ライブ!現代社会2022』池上彰監修帝国書院(2022)
参考文献その他の参考文献等は、授業中に随時紹介します。

準備学修の内容

各回、教科書及び資料の該当箇所を指定するので、事前に読んでくることを前提とします。授業後に、課題あるいは小テストをLMSから提出します。復習と予習は必須です。

その他履修上の注意事項

留学生のみのクラスです。日本語で理解できないことがあれば、遠慮なく質問してください。日本語の誤用を恥ずかしく思わないでください。この授業では、日本語で、たくさん話して、たくさん書いて、たくさん間違えてください。言語知識を使うことによって日本語力も向上します。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(授業内容、授業の進め方など)
第2回戦国時代から織豊時代へ
第3回幕藩体制の成立と展開
第4回幕藩体制の動揺から開国へ
第5回幕末の動乱から明治維新、文明開化へ
第6回自由民権運動から憲法制定、アジアへの進出
第7回大正デモクラシー、明治大正の文化
第8回中間テスト
第9回昭和恐慌、ファシズムの台頭から日中全面戦争へ
第10回太平洋戦争
第11回占領下の改革、再独立、60年安保
第12回高度経済成長の光と影
第13回Japan as No.1、バブル、バブルの崩壊
第14回「失われた20年」、そして今
第15回まとめ

※授業内容・進度は、状況によって変更する可能性もあります。