日本文化概論Ⅰ
担当者菅原 正子
単位・開講先必修  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングHIT-101

授業の概要(ねらい)

現代にもつながる日本のさまざまな伝統的文化の源流をたどり、それらの文化・思想的な意味を知ることによって、日本独自の文化への理解を深める。前期は古代~近世に形成された公家・武家・庶民などの諸文化を取り上げる。後期は主要な年中行事・人生儀礼を取り上げ、各儀礼の成立と変化をみていく。

授業の到達目標

・日本のさまざまな伝統文化を具体的に知り、それらの特徴を説明できる。
・現代日本の年中行事・人生儀礼の本来の意味を知り、説明できる。
・日本文化の特質を知り、外国文化との違いを認識する。

成績評価の方法および基準

期末レポート50%
小テスト20%
リアクションペーパー30%
※合計点が100点満点で60点以上が合格(単位取得)
※小テストの実施日・方法については授業で説明する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は使用せず、毎回プリントを配付する。
参考文献

準備学修の内容

・毎回の授業のプリントやノートを読み直して復習し、次回の授業についての予告にも目を通しておく。
・授業で紹介された事がらや参考文献に注意し、興味があれば自分でも調べてみる。

その他履修上の注意事項

・毎回提出するリアクションペーパーには、質問・疑問点や感想など、必ず何かを書くこと。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回日本文化の流れ
第3回朝廷の儀式と有識故実
第4回公家文化①和歌と和歌会
第5回公家文化②雅楽
第6回公家文化③蹴鞠(けまり)
第7回神仏習合の思想
第8回武家文化①合戦の旗と家紋
第9回武家文化②禅宗文化との関わり
第10回武家文化③戦国武将たちの信仰
第11回教訓書・家訓にみえる思想
第12回庶民文化①猿楽から能へ
第13回庶民文化②お伽草子の絵巻物・絵本
第14回寺子屋における学習
第15回まとめ