担当者 | 三吉 美加 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
本授業の主な目標は3つあります。
1)世界中の現状や日本社会についての、示唆に富む文献を読み、そこで議論されていることを私たちの日常レヴェルの事柄との関連から理解してみる。さまざまなトピックを扱うが、キーワードは「アイデンティティ」「若者」「労働」「ジェンダー」などである。抽象的な議論を身近な事柄と関連づけながら、自分なりの見解を導き出す力を養う。
2)いま自分が生きる世界・社会への関心を高め、自分が研究するテーマを見つけ、文献を読み、説得力のある、人に分かりやすい発表をする。また、どんな発表を聞いても、自分なりの切り口からコメントする力を身につける。
3)知的好奇心をもち、自分でしっかり考えることを習慣にする。考えるための土台としての高い教養を身につけていく。
セミナー(ゼミ)では、各回のトピックについて、積極的に、自分の思うことを発言したり、他の参加者へ質問したりすることが大前提になります。ある程度、議論が進んだ後には、自分なりにそれまでの話をまとめたり、自分の意見がどう変化したかについて他の人に分かりやすく説明したり、他の人の意見をよく理解するために、寛容、かつ、真摯に耳を傾ける姿勢がとても大事です。こうしたことが全てが、セミナーの醍醐味です。この授業を通して、参加者の発信力やソーシャルスキルを大きく向上させてもらいたい。
3年生は、課題文献、図書をよく理解して、深く考えなから、最終的にレポートをまとめる。
4年生は、各自の卒業論文を完成する。
授業内の発表(30%)、授業における発言と積極性(40%)、期末レポート・論文(30%)を総合して評価する。
☆『授業における発言と積極性』に含まれること:①ITC-LMSを定期的に確認し、掲示をみておく。②ITC-LMS上に掲げた課題をこなす。③リーディングの予習。④課題の提出。その期限を守る。
☆授業時に、携帯を長い時間見続けているなど、セミナー形式の場において不適切な態度が見受けられた場合も、『授業における積極性がない』ものと判断します。長い時間、携帯を見続ける自分の姿が、他の参加者の視点からどのように見えるのか、そうした態度がどうその授業の雰囲気に影響しているかについて、想像してみてください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業時にお伝えします | ||
参考文献 | 適宜、お知らせします |
毎回の指示された教科書の指定箇所をよく読んでおくこと。4年生はその回の発表を担当しているいないに関わらず、コツコツと卒論を書き進める。
(1)必ず初回の授業に出席して下さい(やむを得ない事情で欠席する場合は連絡すること)。休んだ場合、他の参加者や教師に次回までやることがあるか確認しておく。『知らなかった』はなしです。
(2)成績評価は授業に継続的に参加し、自主的な発表や質問を行ったか、(4年生は卒論の進行具合)を重視します。
(3)病欠や就職活動による欠席など、やむをえない理由(学生便覧を確認すること)以外で欠席した場合、単位を認定しません。つまり、欠席の場合は、連絡してください。電車の遅延などを除く遅刻は、減点の対象になります。ITC-LMSのメッセージ機能を使うか、miyoshi.mika.du(アットマーク)teikyo-u.ac.jpまで(アットマークは@に変える)。
なお、新型コロナウィルスの感染状況に応じて、開講方法を変更する可能性があるので、履修者は教員からの連絡をよく確認してください。
★人とのコミュニケーションが難しいなどの事情がある人は、できる限りの配慮をしますので遠慮なく連絡ください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス・発表者順番決定・本授業の参加にあたっての注意点 |
第2回 | アウトプットのトレーニング・各自のテーマ決定と調整 |
第3回 | アウトプットのトレーニング・文献・資料の検討 |
第4回 | 研究発表と意見交換① |
第5回 | 研究発表と意見交換② |
第6回 | 研究発表と意見交換③ |
第7回 | 研究発表と意見交換④ |
第8回 | 研究発表と意見交換⑤ |
第9回 | オンライン授業 |
第10回 | 研究発表と意見交換⑥ |
第11回 | 研究発表と意見交換⑦ |
第12回 | 研究発表と意見交換⑧ |
第13回 | 研究発表と意見交換⑨ |
第14回 | 研究発表と意見交換⑩ |
第15回 | まとめ |