社会学演習Ⅰ
担当者三吉 美加
単位・開講先必修  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

本授業の主な目標は3つあります。
1)世界中の現象や日本社会に関する、示唆に富む文献を読み、そこで議論されていることを私たちの日常レヴェルの事柄との関連から理解してみる。さまざまなトピックを扱うが、キーワードは「アイデンティティ」「若者」「労働」「ジェンダー」などである。抽象的な議論を身近な事柄と関連づけながら、自分なりの見解を導き出す力を養う。
2)いま自分が生きる世界・社会への関心を高め、自分が研究するテーマを見つけ、文献を読み、説得力のある、人に分かりやすい発表をする。また、どんな発表を聞いても、自分なりの切り口からコメントする力を身につける。
3)知的好奇心をもち、自分でしっかり考えることを習慣にする。考えるための土台としての高い教養を身につけていく。

授業の到達目標

社会学演習Iでは、「人間の本質についての考察」「移動」「若者のアイデンティティ」「働くことの意味」「ジェンダー」などに関するさまざまな文献を読んで、活発に議論していく。あまり関心を持っていない内容であっても、自分の社会や日常との何らかの関連を見つけて、議論の糸口や自分なりの視点から、建設的に自分の思うことを、自分の言葉で人に説明できるようになることを目指します。人との意見交換やアウトプットする実践を通して、はじめて自分の考えの不十分さや理解度が分かるようになります。その際、話す技術、聞く技術も重要になりますので、コミュニケーション力やソーシャルスキルの向上も目指していきます。

成績評価の方法および基準

毎回の授業への出席・参加は単位取得の前提となります。
授業内の発表(30%)、授業における発言(40%)、期末レポート(30%)を総合して評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『希望の歴史:人類が善き未来をつくるための18章』上巻ルドガー・ブレグマン文藝春秋
参考文献適宜、お知らせします

準備学修の内容

毎回の指示された教科書の指定箇所をよく読んでおくこと。発表はPowerPointかPreziを使ってください。

その他履修上の注意事項

(1)必ず初回の授業に出席して下さい(やむを得ない事情で欠席する場合は連絡すること)。
(2)成績評価は授業に継続的に参加し、報告や質問を行ったかを重視します。
(3)病欠や就職活動による欠席など、やむをえない理由(学生便覧を確認すること)以外で欠席した場合、単位を認定しません。電車の遅延などを除く遅刻は、減点の対象になります。
なお、新型コロナウィルスの感染状況に応じて、開講方法を変更する可能性があるので、履修者は教員からの連絡をよく確認してください。
★人とのコミュニケーションが難しいなどの事情がある人は、遠慮なく連絡ください。配慮します。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス・発表者順番決定・本授業の参加にあたっての注意点
第2回アウトプットのトレーニング・各自のテーマ決定と調整
第3回アウトプットのトレーニング・文献・資料の検討、発表分担の決定
第4回研究発表と意見交換①
第5回研究発表と意見交換②
第6回研究発表と意見交換③
第7回研究発表と意見交換④
第8回研究発表と意見交換⑤
第9回オンライン授業
第10回研究発表と意見交換⑥
第11回研究発表と意見交換⑦
第12回研究発表と意見交換⑧
第13回研究発表と意見交換⑨
第14回研究発表と意見交換⑩
第15回まとめ