文化交流史Ⅰ
担当者菅原 正子
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングHSG-101

授業の概要(ねらい)

日本は、古代・中世には中国や朝鮮半島と交流しながら文化を形成し、近世末・近現代には西洋文化の影響を強く受けている。前期の授業では、日本と中国・朝鮮半島との交易・文化交流を中心に、軍事的対立にも目を向けつつ、具体的な交流について取り上げ、後期では主に近世・近代の日本と西洋文化との関係について考察する。

授業の到達目標

・古代・中世の日本と中国・朝鮮半島・琉球との交流について、具体的に説明できる。
・アジアのほかの国々の文化について関心を持ち、理解を深める。
・日本文化のルーツについて知る。

成績評価の方法および基準

期末テスト50%
小テスト20%
リアクションペーパー30%
※合計点が100点満点で60点以上が合格(単位取得)
※小テストの実施日・方法については授業で説明する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は使用せず、毎回プリントを配付する。
参考文献

準備学修の内容

・毎回の授業のプリントやノートを読み直して復習し、次回の授業についての予告にも目を通しておく。
・授業で紹介された事がらや参考文献に注意し、興味があれば自分でも調べてみる。

その他履修上の注意事項

・毎回提出するリアクションペーパーには、質問・疑問点や感想など、必ず何かを書くこと。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回朝鮮半島と日本①文化の伝来
第3回朝鮮半島と日本②渡来人たち
第4回唐の文化と日本①律令制度
第5回唐の文化と日本②唐風から国風へ
第6回日本と高麗・宋との交流
第7回日本・中国の禅僧たちの交流①栄西
第8回日本・中国の禅僧たちの交流②禅宗の普及
第9回蒙古襲来
第10回日明貿易
第11回倭寇
第12回西国の大名大内氏の対外貿易
第13回木綿の輸入と普及
第14回琉球王国と日本
第15回まとめ