行政学Ⅰ
担当者朴井  晃教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングPOL-301

授業の概要(ねらい)

立法、行政、司法の3つの機能を学生の皆さんは、身近に感じているでしょうか。これらの機能は、人々の生活に密接に関わることを司る大切な役割を担っていますので、この講義を通じて、その1つである「行政」について、深く考えるきっかけとしてください。
行政学は行政を研究対象とする社会科学で、行政学の講義では、国・地方行政の統治構造や統制、官僚制やそれを支える公務員制度やその組織などを対象として取り扱いますので、できれば行政学Ⅰ行政学Ⅱとも選択してください。
行政学Ⅰでは、公共の担い手としての公私・官民などの関係の変化や行政システムの変革などについて学びます。また、「官僚制」「政策プロセス」「行政責任・統治」などの理論を説明するとともに、行政学説史についてもふれていく予定です。

授業の到達目標

①公共の担い手の今日的な動きと官民関係などを含む関係について基礎的な知識を理解しています。
②官僚制・政策プロセスの理論について基礎的な知識を理解しています。
③行政責任・行政統制・行政システムの理論について基礎的な知識を理解しています。
④行政学説史について基礎的な知識を理解しています

成績評価の方法および基準

学期末試験(55%)と授業への参加状況などの平常点(45%)とで判定します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『行政学〔新版〕』真渕 勝著(2020年)有斐閣
参考文献

準備学修の内容

①教科書にそって講義を進めますので、各回の授業内容に関する教科書の該当部分を事前に読んでおいてください。
②住んでいる自治体が発行する広報誌や行政に関する新聞記事を出来るだけ読む習慣をつけてください。
③各回の授業テーマに関連することで、興味がある内容があれば事前事後を問わず質問してください。

その他履修上の注意事項

①講義の内容を教科書などで確認し、復習してください。
②授業において、毎回予習・復習内容と授業で理解したことなどを記載したペーパーを提出してもらうことを予定しています。

授業内容

授業内容
第1回「行政学Ⅰ」の講義の概要などを学ぶ
第2回新しい公共などについて学ぶ
第3回市場・政府の失敗などについて学ぶ
第4回官民関係などについて学ぶ
第5回NPM手法などについて学ぶ
第6回ウェーバーの官僚制などを中心として官僚制について学ぶ①
第7回ウェーバーの官僚制などを中心として官僚制について学ぶ②
第8回第7回までのまとめ(オンライン授業)
第9回政策決定と課題設定などについて学ぶ
第10回実施と評価などについて学ぶ
第11回行政責任・行政統制などについて学ぶ①
第12回行政責任・行政統制などについて学ぶ②
第13回行政学説史などについて学ぶ
第14回日本の行政システムなどについて学ぶ
第15回講義のまとめ、質疑、意見交換などを行う