地域政策論Ⅱ
担当者朴井  晃教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングPOS-202

授業の概要(ねらい)

 地域における課題は少子高齢化が進むなど、共通のものも多くある一方、それぞれの地域による特有のものがあります。また、地域資源についても、1つとして同じ条件下にあるまちはありません。
 それに対し、様々な取り組みが進められ、先進事例として他のまちづくりの参考となる事例は多くあります。授業ではそれらの先進事例などを知ることで、豊かな地域社会の実現のヒントを探ることをめざします。

授業の到達目標

①地方自治の仕組みやあり方などについて理解しています。
②興味のある地方自治体の取り組みや課題などについて調査し、その内容を理解しています。
③同様の取り組みがあるかを探り、他事例について理解しています。
④地域政策についての状況や考えなどを文章でまとめることができます。
⑤授業で学んだ内容を、自学の内容にふれつつ、端的に文章でまとめることができます。

成績評価の方法および基準

学期末に地域における取り組みについてのレポート(55%)の提出を求め、授業への参加状況などの平常点(45%)を加味して判定します。
 ※平常点は主に次の3点から評価します。
  ⅰ 毎回授業中に提出を求める予定のリアクションペーパーの記載内容
  ⅱ 学期末以外にレポート等の課題を実施する場合はその内容
  ⅲ 授業への参加状況(ただし、授業への出席は当然として、出席しただけでは平常点として評価しません)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『いまから始める地方自治』上田道明編著(2018年)法律文化社
参考文献『Next教科書シリーズ 地方自治論』福島康仁編著(2018年)弘文堂
参考文献『まちを元気にする! 自治体政策のつくり方』浦野秀一著(2013年)学陽書房

準備学修の内容

①地方の現場での取り組みを主に教科書にそって講義を進めますので、各回の授業内容に関する教科書の該当部分を事前に読んでおいてください。
②住んでいる自治体が発行する広報誌や行政に関する新聞記事を出来るだけ読む習慣をつけてください

その他履修上の注意事項

①授業は基本的な流れとして、「前回振り返り」「リアクションペーパーからの共有」「今回の学び」という流れで進める予定です。講義の内容を教科書などで確認し、予習・復習してください。
②授業において、毎回リアクションペーパーを提出してもらうことを予定しています。記載内容は授業の中で説明します。(平常点を評価することに活用します。特に1回目、2回目の授業で詳しく説明しますので、その指示内容を守って取り組んでください。)
③学期末以外にレポート等の課題を実施する場合は授業の中で説明します。
④授業の進行状況や受講者の興味などから、各回の授業内容や授業の流れなどを変更する場合があります。
⑤授業には積極的に参加してください。また、各回の授業テーマに関連することで、興味がある内容があれば事前事後を問わず質問してください

授業内容

授業内容
第1回「地域政策論Ⅱ」の講義の概要などを学ぶ
第2回地方自治制度・人口推計などについて学ぶ
第3回地方自治のしくみ① 政策実現と地方自治体などについて学ぶ
第4回地方自治のしくみ② 地方自治体における首長のリーダーシップなどについて学ぶ
第5回地方自治のしくみ③ 地方自治体における議会の役割などについて学ぶ
第6回地方自治のしくみ④ 地方自治体における市民の直接請求などについて学ぶ
第7回地方自治のしくみ⑤ 地方自治体における選挙などについて学ぶ
第8回第7回までのまとめ(オンライン授業)
第9回地方自治のしくみ⑥ 地方自治体における財政などについて学ぶ
第10回地方自治のしくみ⑦ 国と地方の財源における関係などについて学ぶ
第11回地方自治のあり方① 国と地方の権限における関係などについて学ぶ
第12回地方自治のあり方② 都市制度などについて学ぶ
第13回地方自治のあり方③ 自治体間連携などについて学ぶ
第14回自治体の魅力(特に自治体広報から)などについて学ぶ
第15回講義のまとめなどを行う