科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
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地域医療論 | 講義 | 4年 | 前期 | 必修・1.5単位 | |
担当者(※は責任者) | |||||
※安原眞人(地域医療薬学), 丸山桂司(薬学実習推進研究センター), 安藤崇仁(地域医療薬学), 下平秀夫(薬学実習推進研究センター), 新井田純坪(薬学教育研究センター), 川名三知代, 孫尚孝, 井上和男, 高田智生 |
少子高齢化が進み、医療のあり方は病院から地域へ、治療から予防へ、そして医師単独からチーム医療へと変わりつつあります。地域包括ケアシステムの構築が進められる中で、薬剤師は他の職種や関係機関と連携しながら、患者の服薬状況等の情報を一元的・継続的に把握し、最適な薬学的管理やそれに基づく指導を実施することが求められています。本講義では、チーム医療、在宅医療、セルフメディケーションを中心に、現場の第一線で活躍している医療人から、地域の人々に信頼される薬剤師に必要な知識や技能を学びます。12回目のまとめではスモールグループディスカッションを行います。本科目は、実務経験(医師・薬剤師)のある教員が担当する授業が含まれます。
①チーム医療と多職種連携の必要性を説明できる。
②地域包括ケアシステムにおける薬剤師の役割を概説できる。
③在宅医療と薬剤師の役割を概説できる。
④学校薬剤師など地域における薬剤師の役割を概説できる。
⑤要指導医薬品、一般用医薬品に関する基礎知識を有し、セルフメディケーションに用いる際の注意事項を概説できる。
⑥特定保健用食品と機能性表示食品について概説できる。
教科書とプリントを使った講義、12回目はSGD形式で討議する。
回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
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1 | 地域医療学1 | 開講にあたって:総論 | 安原眞人 | A(1)①3、A(1)②1~3、A(4)①~③、B(4)①,② |
2 | 地域医療学2 | 在宅医療概論 | 安藤崇仁 | B(4)②、B(3)①、F(5)①1~3 |
3 | 地域医療学3Real-case based learning 1 | 小児在宅医療 | 川名三知代 | B(4)①1~3、B(4)②2、F(5)①1~3 |
4 | 薬剤師に求められる在宅医療ー医師の立場からー | 医師と薬剤師の協働 | 井上和男 | A(1)①,②、A(4)①~③ |
5 | 地域医療学4 | 多職種、多機関との連携 | 安原眞人 | A(4)①~③、B(4)②1、E3(2)① |
6 | 地域医療学5Real-case based learning 2 | 認知症介護と在宅医療 | 孫尚孝 | B(4)①1~3、B(4)②1,2、F(5)①1~3 |
7 | ドラッグストアにおける地域医療への取組 | コミュニティースペース、移動薬局車両、自治体との連携など | 高田智生 | A(1)②2、B(4)①1~4、E2(9)1 |
8 | 食生活と健康管理 | 特定保健用食品と機能性表示食品の有効な活用方法 | 丸山桂司 | D1(3)②6、E2(9)6,7 |
9 | セルフメディケーション(1) | 一般用医薬品が適応となる代表的な疾患と医薬品の選択(1) | 下平秀夫 | E2(9) |
10 | セルフメディケーション(2) | 一般用医薬品が適応となる代表的な疾患と医薬品の選択(2) | 下平秀夫 | E2(9) |
11 | 地域の公衆衛生 | 薬物乱用防止、学校薬剤師、スポーツファーマシストなど | 新井田純坪 | A(1)②6,7、B(2)③2、B(4)②3 |
12 | まとめ(討論) | 安心に暮らせる地域とは(SGD) | 安原眞人 安藤崇仁 | A(4)①~③、B(4)①,②、E2(9) |
定期試験 | マークシート方式による客観試験で評価します(90%)。 |
中間試験 | 実施しません。 |
小テスト | 出席確認や理解度把握のために実施することがありますが、成績評価には用いません。 |
レポート | 第12回目にレポートを課します(10%)。 |
その他 | 欠席、遅刻など、受講態度が不良な場合には減点することがあります。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 臨床薬学テキストシリーズ 薬学と社会ー医療経済・多職種連携とチーム医療・地域医療・在宅医療 | 望月眞弓、武居光雄、狭間研至 編 | 中山書店 |
参考書 | なし |
1 | 履修についての【1】単位制についてを参考に予復習が必要になります。 |
2 | 事前学習:次回の授業内容を予習し、教科書等で専門用語の意味を理解しておくこと。各回概ね2時間程度必要です。 事後学習:授業中の疑問点をまとめ、教科書等を利用し、次回の授業までに解決しておくこと。各回概ね2時間程度必要です。 全体で43.5時間以上必要になります。 |
1 | この科目と学位授与方針との関連について、カリキュラム・マップを参照して理解すること。 |
2 | 試験やレポート等に対し、解説等のフィードバックを行う。 |
講義 | 1年 | 医学概論(症候・OTC)、医療社会学、薬学への招待1、薬学への招待2 |
2年 | 物理薬剤学、栄養化学、病態・薬理学1(精神・神経・筋)、病態・薬理学2(内分泌・生殖器)、薬理学1(総論・末梢神経)、薬理学2(情報伝達・神経)、薬理学3(感染症・悪性腫瘍)、製剤学1、製剤学2 | |
3年 | 医薬品情報学、環境衛生学、毒性学、感染免疫学、生物薬剤学、生薬学・天然物化学、病態・薬理学3(呼吸器・消化器)、病態・薬理学4(代謝・血液・骨)、病態・薬理学5(腎・循環器・高血圧)、病態・薬理学6(免疫・アレルギー・皮膚・感覚器)、薬物治療学1(総論・臓器別治療1)、薬物動態学、衛生化学、調剤学 | |
4年 | ||
5年 | ||
演習 | 1年 | ヒューマンコミュニケーション |
2年 | 医療コミュニケーション1 | |
3年 | 医療コミュニケーション2 | |
4年 | ||
5年 | ||
実習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 |