科目名分類学年卒業認定との関連
機能形態学講義1年前期必修・1.5単位
担当者(※は責任者)
※細山田真(人体機能形態学)

授業の概要

 組織学を中心に、肉眼解剖学および発生生物学を含めて講義を行う。
本科目は、実務経験(医師)のある教員による授業です。

授業の到達目標

①人体の成り立ちを細胞レベルで理解できるようになるために、各器官の構造と機能および発生に関する基本事項を修得する。

授業形式

パワーポイントを使った講義。授業資料は紙冊子を事前配布するとともに、帝京LMSにもアップロードされるので、授業中は電子デバイス等での閲覧も可能。

授業計画

項目内容担当コアカリ
番号
1総論1:上皮組織
1. 4種類の組織、2. 上皮組織、【1】からだの枠組み、【2】からだ造りの戦略 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)②1,2、C7(1)③1,2
2総論2:支持組織
1. 支持組織:結合組織、2. 支持組織:骨・軟骨、3. 骨と関節、【3】からだ造りの手順 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)③2、C7(1)⑤1,2
3骨格筋、血管、心臓
1. 骨格筋:横紋筋、2. 血管:平滑筋、3. 心臓:心筋、【4-1】 胚子全体の形状変化【5-2】上肢、下肢の形成【7】 袋と管が作る体内の器官①循環器 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)⑤1,2、C7(1)⑦1,2
4血液・血球、リンパ管・リンパ組織1. 血液・血球、2. リンパ管・リンパ組織、【4-2】体腔と消化管の発達、3. 消化管の基本構造 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)⑦3、C7(1)⑭1
5消化器系:消化管1. 消化管の基本構造、 2. 口腔~食道、 3. 胃、4. 小腸・結腸 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)⑨1
6消化器系:肝胆膵、呼吸器系1. 肝臓・胆嚢、2. 膵臓、3. 呼吸器系、【5-1】上皮シートの陥没で生まれる器官群 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)⑨2、C7(1)⑧1
7内分泌系内分泌系:内分泌系の概要、甲状腺、上皮小体、副腎、下垂体、膵ランゲルハンス島、【6-3】出店を作って多角経営する神経系②下垂体 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)⑫1
8生殖器系1. 男性生殖器、2. 女性生殖器、【8-1】生殖器官の生まれ方 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)⑪1
9泌尿器系、皮膚
1. 泌尿器系、2. 皮膚、【8-2】 泌尿器官の生まれ方 について概説できる。(知識)
細山田真
C7(1)⑩1、C7(1)⑥1
10神経系1:神経組織、末梢神経系1. 中枢神経と末梢神経、2. 神経細胞(ニューロン)と神経線維と神経膠細胞(グリア)、3. 末梢神経、【6】神経系の生まれ方 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)④1,2
11神経系2:中枢神経系1. 大脳皮質ー大脳基底核ー大脳辺縁系、2. 小脳と脳幹、3. 脳室と髄膜、【9】ヒトのからだにサカナ時代の遺構 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)④1
12感覚器系1. 眼、2. 耳、【6-3】出店を作って多角経営する神経系①眼球 について概説できる。(知識)細山田真
C7(1)⑬1

成績評価の方法および基準

定期試験96% マークシートによる客観試験で評価。試験問題の6分の5は帝京LMS内の復習問題から出題し、残り6分の1は教科書の図より出題する。
中間試験0% 中間試験は帝京LMS内の復習問題をもって代替する。定期試験および追試験における成績評価には加味しない。定期試験不合格者に対しては1コマ当たり、講義日より7日後の23:59までの最高正答率×0.5点を再試験に加点する。
小テスト0%
レポート4% 帝京LMS内の掲示板に600字程度のレポートを提出。講義日より7日後の23:59までの提出により定期試験および追再試験において1コマ当たり0.3点を加点する。
その他公欠以外の欠席に対して、欠席2回目から1回あたり4点の減点を行う。遅刻早退については不問とするので、列車遅延証明の提出は不要である。IDカードを忘れた場合は、授業開始前までに適当な紙に氏名、出席番号、学籍番号、日付を記入して提出し、本人確認ができた場合にのみ出席とみなす。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書Qシリーズ新組織学 改訂第7版(電子書籍付) 野上晴雄・藤原研 編著日本医事新報社 2020
教科書ぜんぶわかる人体解剖図坂井建雄・橋本尚詞 著成美堂出版 2010
教科書人体誕生山科正平 著講談社ブルーバックス 2019(電子書籍あり)
参考書カラー版 細胞紳士録藤田恒夫・牛木辰夫 著岩波書店 2004(絶版)
その他その他の参考書については講義中に適宜紹介する。

事前事後学修の内容およびそれに必要な時間

1この講義は1.5単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は43.5時間であり、1回の講義あたり3.625時間となります。
2受講前は、資料冊子の空欄に該当する語句を考えながら教科書を読んでおく(75分)。受講後は、帝京LMSサイトにある復習問題を受験して授業外学習(60分+試験前30分)するとともに、レポートを作成する(60分)

その他の注意事項

1試験に対し、解説等のフィードバックを帝京LMSにて行う。
2この科目と学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。

主な関連科目

講義1年生命科学1、生理学1
2年生理学2
3年分子生物学
4年
5年
演習1年
2年
3年
4年
5年
実習1年薬学実習2(化学、生物)
2年
3年
4年
5年

メモ