科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
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薬科生物学 | 講義 | 1年 | 後期 | 必修・1.5単位 | |
担当者(※は責任者) | |||||
※道志勝(人体機能形態学) |
人体の構造、生命現象と薬に関する講義。講義の中で、高校の生物、前期の機能形態学および生命科学の内容も随時復習し、整理していく予定です。生命科学を土台として、今後薬理学や病態学などを総合的に学習していくことを認識してください。
①薬の生体への影響を科学的に判断するために必要な生物学の知識を修得する。
②薬理学の土台となる薬の基礎的な知識を修得する。
配布する講義資料(冊子)をもとに講義を行う。
回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
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1 | 薬が作用する仕組み1 (オリエンテーション) | 薬とは?、受容体、薬の用量と作用の関係、【タンパク質の構造】について概説できる(知識)。 | 道志勝 | E1(1)①1,2 |
2 | 薬が作用する仕組み2 | 肝臓と腎臓の構造および働き、薬の処理と排泄、【細胞膜の構造】、【受動輸送と能動輸送】について概説できる(知識)。 | 道志勝 | C7(1)⑨2、C7(1)⑩1、E1(1)①6 |
3 | 薬が作用する仕組み3 | 受容体の種類、細胞内情報伝達、【細胞小器官(核)】、【DNAの構造】、【酵素】について概説できる(知識)。 | 道志勝 | C6(1)①1、C6(6)②1~5、E1(1)①3,4,5 |
4 | 生体の調節機構1 | 生体のホメオスタシス、自律神経系による調節、自律神経に作用する薬、【神経細胞の構造】、【神経の興奮】について概説できる(知識)。 | 道志勝 | C7(2)①3、E2(1)①1~3 |
5 | 生体の調節機構2 | 内分泌系による調節、体温の調節について概説できる(知識)。 | 道志勝 | C7(1)⑫1、C7(2)②1、C7(2)⑧1 |
6 | 生体防御反応と薬1 | 自然免疫、獲得免疫、炎症反応について概説できる(知識)。 | 道志勝 | C8(1)①3,4、C8(2)①1,2 |
7 | 生体防御反応と薬2 | 抗炎症薬(ステロイド性抗炎症薬、非ステロイド性抗炎症薬)、抗アレルギー薬、抗菌薬について概説できる(知識)。 | 道志勝 | C7(2)③1、E2(2)①1,2、E2(2)②1 |
8 | 胃・腸と薬 | 胃・十二指腸の構造と働き、胃液・膵液分泌の調節、消化性潰瘍の治療薬について概説できる(知識)。 | 道志勝 | C7(1)⑨1,2、C7(2)②1、E2(4)②1 |
9 | 脳卒中 | 脳・脊髄を包む構造、脳血管構造、脳血管障害、【血液凝固】について概説できる(知識)。 | 道志勝 | E2(1)③8、C7(2)⑨1 |
10 | 糖尿病1 | 膵臓の構造と働き、栄養素の代謝、血糖量の調節について概説できる(知識)。 | 道志勝 | C7(1)⑨2、C7(2)⑥1、C6(5)②1~5、C6(5)④2 |
11 | 糖尿病2 | 糖尿病の概要、糖尿病の薬、【アシドーシスとアルカローシス】について概説できる(知識)。 | 道志勝 | E2(5)①1、C7(2)⑦1 |
12 | 問題演習(確認試験) | 定期試験と同じ形式で実施し、解説講義を行う予定。 | 道志勝 |
定期試験 | 100% マークシートによる客観試験で評価します。 |
中間試験 | 0% |
小テスト | 0% |
レポート | 0% |
その他 | 0% 出席点は加味しません。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし | ||
参考書 | ぜんぶわかる人体解剖図 | 坂井建雄 | 茂美堂出版 |
参考書 | シンプル生理学 | 貴邑冨久子、根来英雄 | 南江堂 |
参考書 | 新細胞生物学 | 竹鼻眞、高橋悟、野尻久雄 | 廣川書店 |
参考書 | カラー図解 見てわかる生化学 | ヤン コールマン、クラウス-ハインリッヒ レーム 著(川村 越 監訳) | メディカル・サイエンス・インターナショナル |
参考書 | グラフィカル機能形態学 | 馬場広子 | 京都廣川書店 |
その他 | 講義資料(冊子)を配布します。 |
1 | この講義は1.5単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は43.5時間であり、1回の講義あたり3.625時間となります。 |
2 | 予習は特に必要ありませんが、配布した講義資料(冊子)の各回のページをみて事前に講義内容の確認をしておくとよいでしょう。各回の講義後は講義資料の演習問題を解きながら復習を行ってください。また、興味をもったことやさらに理解を深めたい内容などは参考書等を利用しながら講義資料内の「NOTE」欄にまとめたりすると各自オリジナルの勉強資産ができると思います。 |
1 | 講義に集中し、その日の内容を理解して帰りましょう。 |
2 | 試験やレポート等の対し、解説等のフィードバックを行います。 |
3 | この科目と学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。 |
講義 | 1年 | 基礎生物学、機能形態学、生理学1、生命科学2、生命科学1 |
2年 | 生理学2、生化学1、生化学2、薬理学1(総論・末梢神経)、薬理学2(情報伝達・神経)、薬理学3(感染症・悪性腫瘍)、病態・薬理学1(精神・神経・筋)、病態・薬理学2(内分泌・生殖器・骨)、栄養化学 | |
3年 | 病態・薬理学3(呼吸器・消化器)、病態・薬理学4(代謝・血液)、病態・薬理学5(腎・循環器・高血圧)、病態・薬理学6(免疫・アレルギー、感覚器)、感染免疫学、分子生物学 | |
4年 | 基礎薬学特論3(生物系薬学) | |
5年 | ||
演習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 | ||
実習 | 1年 | 薬学実習2(化学、生物) |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 |