科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
---|---|---|---|---|---|
ヒューマンコミュニケーション | 演習 | 1年 | 通年 | 必修・2単位 | |
担当者(※は責任者) | |||||
楯直子(生体分子化学), ※村上勲(薬学実習推進研究センター), 長谷川仁美(薬学教育研究センター), 中村英里(薬学実習推進研究センター), 井出口直子(帝京平成大学), 薬学部教員, 医学部教員, 医療技術学部教員 |
大学生活を充実したものとするために共に学ぶ同級生との新たな人間関係の構築、交流についてコミュニケーションの観点から考えます。また卒業後には社会の一員として、そして医療人として、さまざまな背景(立場・家族・文化・習慣など)をもつ他者と適切に関わり、信頼関係を構築することが必要となります。そのためには他者の考え方・価値観の多様性を理解し、他者を思いやり、尊重する心をもってコミュニケーションをとることが重要となります。本科目においては、主に体験学習の形式にてコミュニケーションに関する基本的知識と態度を習得すると共に、他者と協力的に関わるスモールグループディスカッション及び3学部合同のチーム活動や成果発表の体験を通じて、コミュニケーションの意義と重要性を体得することを目標とします。本科目は、実務経験(薬剤師)のある教員が担当する授業が含まれます。
①相手の立場や文化などの違いによってコミュニケーションのあり方が異なることを知る。
②信頼関係を構築するために相手の心理状態とその変化に配慮して、対応できる態度を修得する。
③適切な手段で自分の考えや気持ちを相手に伝え、他者の意見を尊重し、協力してより良い解決法を見出すことができる。
講義、スモールグループディスカッション(SGD)、ロールプレイ、チーム活動(グループワーク)と成果発表(プレゼンテーション)
回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
---|---|---|---|---|
1 | 相互理解の体験(1) | コミュニケーション再考(1) ・他者と協働して学ぶために、大切なコミュニケーションについて考える。 ・体験を通じ、他者と自分の違いについて学ぶ。 (知識・態度) | 村上勲 楯直子 薬学部教員 | A(3)①1~5 |
2 | 相互理解の体験(2) | コミュニケーション再考(2) ・体験を通じ、自らのコミュニケーション力を見つめ直す。 ・コミュニケーションの在り方について学ぶ。 (知識・態度) | 村上勲 楯直子 薬学部教員 | A(3)①7, 8 |
3 | コミュニケーションの意義と重要性 | ・コミュニケーションの意義、重要性を理解する。 ・適切な自己開示について学ぶ。 ・自己理解、他者理解について学ぶ。 (知識) | 井出口直子 楯直子 村上勲 薬学部教員 | A(3)①1~3 |
4 | 相互理解の体験(3) | コミュニケーション再考(3) ・体験を通じ、他者を大切にするきき方について学ぶ。 (知識・態度) | 村上勲 薬学部教員 | A(3)①1~3,6,7,9 |
5 | 接遇の大切さを知る (立ち居振舞い、言葉遣いと話し方) | ・他者から安心感と共に信頼を得る立ち居振る舞いを修得する。(態度) ・会話の際に気を付けたい敬語等を演習により修得する。(態度) | 長谷川仁美 中村英里 | A(3)①3,5,7~9 |
6 | アサーション (自己表現法) | ・自分も相手も大切にする自己表現法であるアサーションを修得する。(知識) ・DESC法を用いてアサーティブな表現を修得する。(知識・技能・態度) | 長谷川仁美 中村英里 | A(3)①3,5,7~9 |
7 | 意見や情報を抽出・共有・整理する方法を学び、実践する(1) | ・KJ法を用いた話し合いを経験する。 ・SGDの実施と発表:現在の薬剤師の役割と問題点 (知識・態度) | 薬学部教員 | A(3)①8 |
8 | 意見や情報を抽出・共有・整理する方法を学び、実践する(2) | ・KJ法を用いた話し合いを経験する。 ・SGDの実施と発表:現在の薬剤師の役割と問題点 (知識・態度) | 薬学部教員 | A(3)①7~9 |
9 | 学びの振り返り | ・1~8回目までの授業体験からの学びを振り返り、自らの学びを他者に伝え、共有する。(知識、態度) | 楯直子 薬学部教員 | A(3)①1~9 |
10 | チームビルディング(1)(3学部合同授業) | チームビルディング(3学部合同) ・チームの力、チーム活動の楽しさや意義を理解する。 ・チームでのコミュニケーション、リーダーとメンバーの役割を考える。 ・チーム活動の成果を他者に伝える。 (知識、態度) | 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(3)①1~9 |
11 | チームビルディング(2)(3学部合同授業) | チームビルディング(3学部合同) ・チームの力、チーム活動の楽しさや意義を理解する。 ・チームでのコミュニケーション、リーダーとメンバーの役割を考える。 ・チーム活動の成果を他者に伝える。 (知識、態度) | 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(3)①5~9 |
12 | チームビルディング(3)(3学部合同授業) | チームビルディング(3学部合同) ・チームの力、チーム活動の楽しさや意義を理解する。 ・チームでのコミュニケーション、リーダーとメンバーの役割を考える。 ・チーム活動の成果を他者に伝える。 (知識、態度) | 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(3)①5~9 |
13 | チームによる合意形成(チーム活動)と発表(1)(3学部合同授業) | チーム活動と発表(3学部合同) ・異なる尺度を持つ人の意見を傾聴し、理解、共感する。 ・相手の背景を理解し、寄り添うスキルを身に着け、実践する。 (知識・態度) | 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(3)①5~9 |
14 | チームによる合意形成(チーム活動)と発表(2)(3学部合同授業) | チーム活動と発表(3学部合同) ・異なる尺度を持つ人の意見を傾聴し、理解、共感する。 ・相手の背景を理解し、寄り添うスキルを身に着け、実践する。 (知識・態度) | 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(3)①5~9 |
15 | チームによる合意形成(チーム活動)と発表(3)(3学部合同授業) | チーム活動と発表(3学部合同) ・異なる尺度を持つ人の意見を傾聴し、理解、共感する。 ・相手の背景を理解し、寄り添うスキルを身に着け、実践する。 ・他のチームの発表から新たな発見を得る。 (知識・態度) | 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(3)①5~9 |
定期試験 | 0% : 定期試験は行いません。 |
中間試験 | 0% |
小テスト | 0% |
レポート | 60% : 前期の課題レポート①および後期の課題レポート②についてルーブリックを用いて評価します。 |
その他 | 40% : 授業中の態度・行動評価(前期20% 、後期20%) 成績評価は上記の通り、レポート(2回:前期と後期)と授業中の態度・行動評価により評価します。 授業内で他者とコミュニケーションをとることが重要であるため、開講される全ての講義に出席しなければなりません。 正当な理由なく欠席することは認めません。正当な理由なく欠席した場合、本科目の単位を与えません。 遅刻・早退はその都度、態度・行動評価を減点します。 また、レポートの提出は必須であり、レポートを書くためには授業への積極的参加が必要です。 なお正当な理由とは、 1)学校保健安全法施行規則に定められた感染症を罹患した場合 2)上記1)以外の疾患で医師から「自宅で安静を要する」等の診断を受けた場合 3)天災そのたの非常災害 4)公共交通機関の突破事故による遅延(1時間以上)または運休 5)忌引き(三親等以内の親族。シラバス参照) 6)その他、科目責任教員がみとめたもの *尚、欠席した場合には欠席届を欠席理由の解消後7日以内に規定の届け出用紙により学部の担当教員に提出すること。また事前に欠席する旨、教務課へ電話連絡すること。事前に連絡できない場合は、連絡できない理由と共に事後に教務課へ連絡すること。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | レポート・論文の書き方入門 | 河野哲也 | 慶應義塾大学出版会 |
参考書 | |||
その他 | 必要に応じてプリントを配布します。 |
1 | この講義は2単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は58時間であり、1回の講義あたり3.866時間となります。 |
2 | 事前学修:前回の演習内容を復習し、用語の意味等を理解しておいてください。 |
3 | 事後学修:演習の疑問点をまとめ、プリント等を利用し、演習の実習までに解決しておいてください。 |
1 | 受講中は下記の行為を禁止します。下記の行為が認められた場合、大幅な減点をします。さらに教員が複数回、注意したにもかかわらず、態度の改善が見られない場合は単位を与えません。 ①許可のない飲食 ②無断退出。教員の許可を得ての退出が認められた場合であっても、退出中、目的以外のことを行うこと。 ③許可のない携帯電話・スマートフォン等の機器の使用 ④本演習とは関係のない作業 ⑤授業の進行を妨げる行為 ⑥その他、教員の指示に従わない行為 |
2 | ヒューマンコミュニケーション用のファイルを配布します。毎回の授業の際に各自持参してください。スモールグループディスカッションでは、積極的に議論に参加してください。また、議論する際のマナー・ルールを守るなど、受講態度全般にも注意を払ってください。 |
3 | 後期は3学部合同演習となります。他学部の学生とコミュニケーションをとり、積極的にチーム活動に取り組みましょう。 |
4 | 講義中の課題に対しては、取組の後に解説等のフィードバックを行いますので有効に活用してください。 |
5 | レポートはルーブリックによる評価の後に返却(フィードバック)いたしますので有効に活用してください。 |
6 | この科目と学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連性をカリキュラム・マップを参照し理解しておいてください。 |
講義 | 1年 | 薬学への招待1、薬学への招待2 |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 | ||
演習 | 1年 | |
2年 | 医療コミュニケーション1 | |
3年 | 医療コミュニケーション2 | |
4年 | 医療コミュニケーション3 | |
5年 | 医療コミュニケーション4 | |
実習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | 薬学実習10 | |
5年 |
講義日程・クラス(組)編成が不規則です。前期・後期で組分けも変わります。
行事予定表で確認すると共に、LMSの連絡および掲示板の掲示にも注意してください。