| 科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 有機化学２ | 講義 | 2年 | 前期 | 必修・1.5単位 | |
| 担当者（※は責任者） | |||||
| ※高野真史（薬化学） | |||||
医薬品には実にさまざまな官能基が存在します。医薬品（構造式）に強くなるには一つひとつの官能基の化学的性質を十分に理解しておく必要があります。また、それぞれの官能基の相互にわたる化学変換の知識は、医薬品を創る上で、また医薬品の成り立ちを理解する上で非常に重要です。本科目では、「アルケンおよびアルキンの性質と反応」、「ベンゼンを代表とする芳香族化合物の性質と反応」、「有機ハロゲン化合物（R-X）の性質と反応」について講義形式で学びます。これらの学習を通して、薬学の根幹となる有機化学の深い理解を目指します。
①有機化合物の基本骨格となる脂肪族化合物の構造、性質、反応性などに関する基本的事項を説明できる。
②有機化合物の基本骨格となる芳香族化合物の構造、性質、反応性などに関する基本的事項を説明できる。
③基本的な構造式を正確に書くことができる。
教科書とプリントを使った講義。
| 回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | アルケンの構造と性質 | アルケンの構造と性質について理解し、アルケンの代表的な反応についてその特徴を説明できる。（知識） | 高野真史 | C3(1)①1,6,9, C3(1)②6, C3(2)②1 |
| 2 | アルケンの反応（１） | アルケンへの代表的な付加反応を列挙し、その特徴を説明できる。（知識） | 高野真史 | C2(3)①2, C3(1)①6,7,9, C3(2)②1 |
| 3 | アルケンの反応（２） | アルケンの代表的な酸化、還元反応を列挙し、その特徴を説明できる。（知識） | 高野真史 | C3(1)①6,7,9, C3(2)②2 |
| 4 | アルキンの性質と反応 | アルキンの構造と性質について理解し、アルキンの代表的な反応を列挙し、その特徴を説明できる。（知識） | 高野真史 | C3(1)①1, C3(2)②3 |
| 5 | 芳香族化合物 | 芳香族性の概念を説明できる。（知識） | 高野真史 | C3(1)①2,4, C3(2)③2 |
| 6 | 芳香族化合物の反応（１） | 芳香族炭化水素の反応性（主に芳香族求電子置換反応）について説明できる。（知識） | 高野真史 | C3(1)①4,7,9, C3(2)③1,3 |
| 7 | 芳香族化合物の反応（２） | 芳香族炭化水素化合物に対する置換基効果（反応性と位置選択性）について説明できる。（知識） | 高野真史 | C3(1)①4,7,9, C3(2)③3, C3(3)⑥1 |
| 8 | 芳香族化合物の反応（３） | 芳香族複素環化合物の性質と反応性を説明できる。 （知識） | 高野真史 | C3(2)③3～5 |
| 9 | 有機ハロゲン化合物（１） | ハロゲン－炭素結合の性質について説明できる。 （知識） | 高野真史 | C3(1)①1, C3(3)②1 |
| 10 | 有機ハロゲン化合物（２） | 求核置換反応（SN2）の特徴について説明できる。 （知識） | 高野真史 | C3(1)①6,8,9, C3(3)②2 |
| 11 | 有機ハロゲン化合物（３） | 求核置換反応（SN1）の特徴について説明できる。 （知識） | 高野真史 | C3(1)①6～9, C3(3)②3 |
| 12 | 有機ハロゲン化合物（４） | 脱離反応（E2とE1）について説明できる。（知識） | 高野真史 | C3(1)①6～9, C3(3)②2 |
| 定期試験 | 100％ マークシートによる客観試験と筆記・論述試験を併用して評価します。 |
| 中間試験 | 0％ |
| 小テスト | 0％ |
| レポート | 0％ |
| その他 |
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | ベーシック薬学教科書シリーズ５ 有機化学（第２版） | 夏苅英昭、高橋秀依 編著 | 化学同人 |
| 教科書 | 知っておきたい有機反応100 第２版 | 日本薬学会 編 | 東京化学同人 |
| 参考書 | 構造式手帳 第２版 | 伊藤 喬 編著 | 京都廣川書店 |
| その他 | スタンダード薬学シリーズⅡ３ 化学系薬学Ⅰ． 日本薬学会編 東京化学同人 スタンダード薬学シリーズⅡ３ 化学系薬学Ⅱ． 日本薬学会編 東京化学同人 スタンダード薬学シリーズ３ 化学系薬学Ⅳ. 演習編 日本薬学会編 東京化学同人 プリントの問題 | ||
| 1 | この講義は1.5単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は43.5時間であり、1回の講義あたり3.625時間となります。 |
| 2 | 事前学修として、各講義につき、あらかじめ教科書の該当範囲を読み、練習問題を解答するのに2時間が必要です。 |
| 3 | 事後学修として、学修した内容についてまとめノートを作成し、練習問題を解答するのに2時間が必要です。 |
| 1 | 確認テストに対し、フィードバックとして講義中に解説を行います。 |
| 2 | この科目と学位授与方針（ディプロマ・ポリシー）との関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。 |
| 講義 | 1年 | 基礎化学、有機化学１ |
| 2年 | 有機化学３、機器分析学 | |
| 3年 | 有機化学４、医薬品化学１、生薬学・天然物化学 | |
| 4年 | 医薬品化学２、基礎薬学特論２（化学系薬学） | |
| 5年 | ||
| 演習 | 1年 | |
| 2年 | ||
| 3年 | ||
| 4年 | 薬学演習 | |
| 5年 | ||
| 実習 | 1年 | 薬学実習１（薬学実習入門） |
| 2年 | 薬学実習３（有機化学・分析化学） | |
| 3年 | ||
| 4年 | ||
| 5年 |
