科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
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病態・薬理学1(精神・神経・筋) | 講義 | 2年 | 後期 | 必修・1.5単位 | |
担当者(※は責任者) | |||||
※伊藤弦太(生体分子化学) |
病態・薬理学1では、神経・筋の疾患、精神疾患の病態、治療薬およびその薬理作用について学びます。また、緩和医療における鎮痛薬の使用について学びます。これらを通じて、薬剤師として適切な薬物治療、服薬指導を実践するために必要な基本的知識を修得します。
① 中枢神経系の構造、神経伝達物質による情報伝達のしくみと生理機能について説明できる。
② 神経伝達物質と神経・筋の疾患、精神疾患の病態との関連を説明できる。
② 神経・筋の疾患、精神疾患の治療薬およびその薬理作用、緩和医療における鎮痛薬の使用について説明できる。
予め配布した講義冊子に基づき、スクリーンにスライド資料を投影しながら講義を行います。
回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
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1 | 中枢神経系の構造・機能と疾患 | 中枢神経系の構造、興奮の伝導、シナプス伝達について説明できる(知識)。中枢神経系の疾患について概説できる(知識)。 | C7(2)①1、C7(2)①2 | |
2 | 神経伝達物質(1) | 神経性アミノ酸、アセチルコリンについて説明できる(知識)。 | E1(1)①4 | |
3 | 神経伝達物質(2) | モノアミン、神経ペプチド、その他の神経伝達物質について説明できる(知識)。 | E1(1)①4 | |
4 | 中枢神経疾患(1) | てんかん、片頭痛の病態、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)について説明できる(知識)。 | E2(1)③7、E2(1)③11 | |
5 | 中枢神経疾患(2) | 脳血管障害の病態、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)について説明できる(知識)。多発性硬化症、脳腫瘍について説明できる。 | E2(1)③8、E2(1)③14、 E2(7)⑧10 | |
6 | 体性神経系・筋の疾患 | 筋萎縮性側索硬化症、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症、筋ジストロフィー症について説明できる(知識)。 | E2(1)②4、E2(1)③14 | |
7 | 神経変性疾患 | パーキンソン病、認知症(アルツハイマー型・非アルツハイマー型)の病態、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)について説明できる(知識)。 | E2(1)③9、E2(1)③10 | |
8 | 精神疾患(1) | 精神疾患の分類、不安障害(神経症、心身症)について説明できる。抗不安薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)について説明できる(知識)。 | E2(1)③6 | |
9 | 精神疾患(2) | 気分障害(単極性うつ病、双極性障害)の病態、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)について説明できる(知識)。 | E2(1)③5 | |
10 | 精神疾患(3) | 精神病性障害(統合失調症の病態、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)について説明できる(知識)。 | E2(1)③4 | |
11 | 精神疾患(4) | 中枢興奮薬、薬物依存症、アルコール依存症について説明できる(知識)。 | E2(1)③3 | |
12 | 緩和医療 | 痛覚路、がん緩和医療について説明できる(知識)。 | E2(1)③2 |
定期試験 | 95% マークシートによる客観試験と筆記・論述試験を併用して評価します。 |
中間試験 | 0% |
小テスト | 5% LMS上の演習問題の実施状況および講義時間内に行う小テストの成績により評価します。 |
レポート | 0% |
その他 | 0% |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『薬がみえる (vol.1)』 | 編集 医療情報科学研究所 | メディックメディア |
参考書 | 『パートナー薬理学(改訂第3版』 | 石井邦雄、栗原順一、田中芳夫 編集 | 南江堂 |
参考書 | 『ブランニューアプローチ 新釈薬理論』 | 小野景義 | 京都廣川書店 |
参考書 | 『はじめの一歩の薬理学(第2版)』 | 石井邦雄、坂本謙司 | 羊土社 |
参考書 | |||
その他 | 配布資料(講義冊子) |
1 | 受講前の事前学修として、予め配布された講義資料に目を通し、帝京LMSサイトにある予習問題を解きましょう (1時間30分)。 また、関連科目の復習を行いましょう。 |
2 | 事後学修として、帝京大学LMSサイトにある復習問題を解き、理解度を確認しましょう。また、予習問題でわからなかったところを見直しましょう。 講義冊子の「学修のポイント」を参考にし、重要事項をまとめておきましょう。疑問に思った点や、興味を持った点については教科書・参考書等も利用して理解を深めましょう(2時間30分)。 |
3 | この講義は1.5単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は43.5時間であり、1回の講義あたり3.625時間となります。 |
1 | この科目とディプロマ・ポリシー(学位授与方針)との関連を履修要項のカリキュラム・マップを参照し、理解すること。 |
2 | 帝京大学LMS上のコンテンツは、自己学修の他、講義中の小テストで用いることがあります。指示があった場合は、LMSに接続できる(学内LANなどを介してインターネットに接続できる)電子機器を講義に持参して下さい。 |
3 | 定期試験等に対し、講評をフィードバックします。 |
講義 | 1年 | 機能形態学、生理学1、医学概論(症候・OTC)、薬科生物学 |
2年 | 生理学2、薬理学1(総論・末梢神経)、薬理学2(情報伝達・神経)、薬理学3(感染症・悪性腫瘍) | |
3年 | 薬物治療学1(総論・臓器別治療1) | |
4年 | ||
5年 | ||
演習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | 薬学統合演習1、薬学演習 | |
5年 | ||
実習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 | 薬学実務実習 |