科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
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医療コミュニケーション1 | 演習 | 2年 | 前期 | 必修・1単位 | |
担当者(※は責任者) | |||||
※唐澤健(分子薬剤学), 谷川和也(分子薬剤学), 佐藤典子(薬学実習推進研究センター), 丸山桂司(薬学実習推進研究センター), 中村康宏(薬学実習推進研究センター), 渡部多真紀(病院薬学), 日下部吉男(薬物治療学), その他教員 |
「医療コミュニケーション1」では、患者及びその家族と、良好な対人関係を築く方法について、医療人養成プログラムとして作成されたビデオを教材として討論します。また、加齢や障害を原因として体に不自由を持つ人々の心理状態を把握するために、高齢者シミュレーターや車椅子を用いた不自由体験を行います。さらに、学外体験学習として、高齢者福祉施設において、実際に、入居者とのコミュニケーションをはかります。本科目は、実務経験(薬剤師)のある教員が担当する授業が含まれます。
患者及びその家族の心身状態及び心理状態を理解し、良好な信頼関係を築くために、相手の心身状態や心理状態を意識し、さらに相手の心身状態や心理状態の変化に応じた接し方を習得し、患者及びその家族へ配慮するために役立つコミュニケーション能力を身につけます。
講義、ビデオ視聴、ロールプレイ、不自由体験、学外体験学習、SGD
回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
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1 | 患者心理の把握と配慮(1) | 医療人養成プログラム用ビデオ「独居の祖母の思い」を視聴する。認知症を患う患者の心理状態について説明できる(知識)。 | 唐澤健 日下部吉男 谷川和也 佐藤典子 中村康宏 | A(1)①1〜4 A(3)②1 |
2 | 患者心理の把握と配慮(2) | 医療人養成プログラム用ビデオ「祖母と家族の思い」を視聴する。認知症が、患者、家族、周囲の人々の心身に及ぼす影響について説明できる(知識)。 | 唐澤健 日下部吉男 谷川和也 佐藤典子 中村康宏 | A(1)①1〜4 A(3)②1〜2 |
3 | 患者心理の把握と配慮(3) | 認知症患者、家族、周囲の人々の心身状態や多様な価値観に配慮して行動できる(技能、態度)。 | 唐澤健 中村康宏 佐藤典子 谷川和也 日下部吉男 | A(1)①1〜4 A(3)②1〜2 |
4 | 身体に不自由を持つ方とのコミュニケーション(1) | 高齢者シミュレーターを用いた体験学習を行う。高齢者の心身の状態を説明できる(知識)。また、高齢者の心身状態に配慮して行動できる(技能、態度)。 | 唐澤健 丸山桂司 日下部吉男 渡部多真紀 谷川和也 中村康宏 佐藤典子 | A(3)①4〜6 |
5 | 身体に不自由を持つ方とのコミュニケーション(2) | 車椅子を用いた体験学習を行う。障害者の心身の状態を説明できる(知識)。また、高齢者の心身状態に配慮して行動できる(技能、態度)。 | 唐澤健 丸山桂司 日下部吉男 渡部多真紀 谷川和也 佐藤典子 中村康宏 | A(3)①4〜6 |
6 | 身体に不自由を持つ方とのコミュニケーション(3) | 構音障害者の心身状態を概説できる(知識)。また、構音障害者の心理状態に配慮して行動できる(技能、態度) | 唐澤健 | A(3)①4〜6 |
7 | 学外体験学習のための事前学習(1) | 加齢、障害が、服薬コンプライアンスに及ぼす影響について説明できる(知識)。 | 丸山桂司 中村康宏 | A(3)①7〜9 |
8 | 学外体験学習のための事前学習(2) | 高齢者や障害者の服薬支援の方法について説明できる(技能、態度)。 | 丸山桂司 中村康宏 | A(3)①7〜9 |
9 | 学外体験学習のための事前学習(3) | 高齢者福祉施設職員による講義を受講する。高齢者福祉施設で勤務するスタッフの活動を説明できる(知識) | 丸山桂司 中村康宏 | A(3)①7〜9 F(5)①1〜6 |
10 | 学外体験学習のための事前学習(4) | 施設実習時の注意事項の説明と身だしなみチェックを受ける。高齢者福祉施設の入居者の心身状態に配慮した行動ができる(技能・態度)。 | 丸山桂司 中村康宏 | A(3)①7〜9 F(5)①1〜6 |
11 | 学外体験学習 | 高齢者福祉施設において、これまでの事前教育に基づいて、入居者とコミュニケーションをとる。高齢者福祉施設の入居者の心身状態に配慮した行動ができる(技能、態度)。 | 丸山桂司 中村康宏 唐澤健 | A(3)①4〜9 A(3)②1〜2 F(5)①1〜6 |
12 | 同上 | 同上。 | 丸山桂司 中村康宏 唐澤健 | A(3)①4〜9 A(3)②1〜2 F(5)①1〜6 |
13 | 学外体験学習の振り返りと共有 | 高齢者福祉施設における体験学習を振り返り、将来の医療人としての活動に備えて、それぞれの経験を共有する(技能、態度)。 | 丸山桂司 中村康宏 日下部吉男 谷川和也 | A(3)①4〜9 A(3)②1〜2 |
定期試験 | 0% |
中間試験 | 0% |
小テスト | 0% |
レポート | 50%:各項目ごとに学んだことを振り返ることにより作成したレポートをルーブリック評価します。 |
その他 | 50%:SGDおよび体験学習における積極性、協調性などを態度点としてルーブリック評価します。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし | ||
参考書 | 薬学生・薬剤師のためのヒューマニズム | ファーマシューティカル コミュニケーション学会 | 羊土社 |
その他 | プリント、ビデオ |
1 | 授業で扱う認知症患者の心理を把握する上で、この病気に関する基礎的知識を持っていることが必要です。診断方法、治療方法、薬物の副作用について予習した上で、授業に臨んでください。 |
2 | この講義は1単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は29時間であり、1回の講義あたり3.625時間となります。 事前学修において、前回の演習内容を復習し、用語の意味等を理解しておいてください。 事後学修において、演習の疑問点をまとめ、プリント等を利用し、次回の演習までに解決しておいてください。 |
1 | 高齢者における不自由さの体験や介護福祉施設職員の講義を聞き、本科目の最後に行われる施設での実習における高齢者への配慮の仕方やコミュニケーションの取り方について考えて下さい。 |
2 | 遅刻などで、ロールプレイの際に相手に迷惑をかけることのないよう注意してください。 |
3 | 学則で認められた理由以外は、全回出席することが必要です。 |
4 | レポートのフィードバックは、関連する講義の中で、優れた内容や改善すべき内容について代表的なものをとりあげコメントします。 |
5 | この科目は、帝京大学薬学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げられたアウトカム(学習成果)のうち、1. 2. 5に深く関連しています。この科目に該当する具体的な学習目標(コンピテンシー)については、カリキュラム・マップを参照して理解を深めてください。 |
講義 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 | ||
演習 | 1年 | ヒューマンコミュニケーション |
2年 | ||
3年 | 医療コミュニケーション2 | |
4年 | 医療コミュニケーション3 | |
5年 | 医療コミュニケーション4 | |
実習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 |
学外より、作業療法学の専門家である東京都立大学井上薫准教授、加賀さくらの杜常勤医師の竹中秀樹先生、富士北麓訪問看護ステーション訪問看護師の重光さつき先生をお招きし、講義をしていただきます。
高齢者福祉施設における学外体験学習は、夏休みの期間内(8月1日〜8月31日)に半日(午前あるいは午後)行います。