科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
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臨床分析学 | 講義 | 3年 | 前期 | 必修・1.5単位 | |
担当者(※は責任者) | |||||
※福内友子(臨床分析学), 安田誠(医薬品分析学) |
臨床分析の分野で用いられている代表的な分析法を学びます。分析法のバリデーションから始まり、生体試料の前処理法、臨床検査に用いられている測定方法、遺伝子解析法、センサー技術など、医療に役立つ分析法を習得します。また、機器分析法についても2年に引き続いて学習します。
①臨床現場で使われている代表的な分析法・分析技術を実践するために、それらに関する基本的事項を修得する。
教科書とあらかじめ配信している資料を使った講義
回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
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1 | オリエンテーション | 臨床分析学で学ぶ内容と、臨床検査の目的,流れ,検査の種類を理解し、試料の取り扱いについて説明できる(知識) | 福内友子 | C2(6)②1,E1(2)②1,2,3 |
2 | 臨床分析の精度管理、分析法のバリデーション | 臨床分析における精度管理および標準物質の意義について説明できる(知識) | 福内友子 | C2(6)①2 |
3 | 試料の前処理 | 生体試料や環境試料の代表的な前処理法を列挙し、説明できる(知識) | 安田誠 | C2(6)①1 |
4 | 臨床分析法1 | 臨床分析の分野で用いられている臨床分析法(一般的検査項目、吸光度法、血糖測定法、脂質測定法)について説明できる(知識) | 福内友子 | C2(6)②3,E1(2)②3 |
5 | 臨床分析法2 | 代表的な臨床分析法(タンパク質測定法、非タンパク質窒素測定法)の原理およびその意義について説明できる(知識) | 福内友子 | C2(6)②3,E1(2)②1,3 |
6 | 電気泳動法 | 電気泳動法の原理を復習して、特徴や種類、応用例について説明できる(知識) | 安田誠 | C2(5)②1 |
7 | 免疫学的測定法 | 臨床分析の分野で用いられている免疫学的測定法(競合法、非競合法、均一法)について説明できる(知識) | 安田誠 | C2(6)②2,E1(2)②4 |
8 | センサー技術・バイオセンサー・ドライケミストリー・バイオアッセイ | センサー技術と代表的なドライケミストリーおよびバイオアッセイについて理解し、臨床分析の分野で用いられている例を列挙し説明できる(知識) | 福内友子 | C2(6)②4, E1(2)②5 E1(1)③1 |
9 | DNAシーケンサ | DNAシーケンサによる塩基配列決定の原理を説明できる(知識) | 福内友子 | C6(4)②2 |
10 | 熱分析法 | 熱分析法の原理および特徴を理解し、医薬品の分析に応用できる(知識) | 福内友子 | C2(4)⑤1,2 |
11 | X線回折分析法1 | X線回折分析の原理および結晶構造と回折現象について説明できる(知識) | 福内友子 | C2(4)④1, |
12 | X線回折分析法2 | X線回折分析の化学物質および生体分子解析への応用について理解する(知識) | 福内友子 | C2(4)④2, |
定期試験 | 100% マークシートによる客観試験と筆記・論述試験で評価します。 |
中間試験 | 0% |
小テスト | 0% |
レポート | 0% |
その他 | 出席点は加味しません。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 薬学テキストシリーズ 分析化学Ⅱ 機器分析編 第2版 | 中込和哉、秋澤俊史 編集 | 朝倉書店 |
参考書 | 薬学生のための臨床化学 | 後藤順一、片山善章 編集 | 南江堂 |
参考書 | 病態臨床検査 | 大蔵直樹 | 京都廣川書店 |
その他 | 配信資料 |
1 | 臨床分析学ではいろいろな分析方法が出て来ます。それは、測定対象の物質とその濃度、他の物質との分離の有無、などにより異なります。測定したい目的の物質は何か、どのような測定法を使うのかを、いつも考えながら勉強して下さい。 |
2 | 講義では、教科書とプリントを使用します。シラバスで講義内容を確認して教科書の次回授業部分を事前に読んで来て下さい。 |
3 | 授業中の疑問点をまとめ、教科書等を利用して、次回の授業までに解決しておいて下さい。 |
4 | この講義は1.5単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は43.5時間であり、1回の講義あたり3.625時間となります。 |
1 | 臨床的に使用される分析法の原理や方法を学ぶためには、血液の成分や組織による成分の相違を理解しておくことが大切です。1・2年次の関連科目(生化学1、生化学2、生化学3)をいつでも復習できるようにしておきましょう。 |
2 | 後半では、2年に引き続いて機器分析を学びますが、すべて化学構造と関連があります。いつでも化学構造を書けるようにしておきましょう。 |
3 | 試験やレポート等に対し、解説等のフィードバックを講義内で行います。 |
4 | この科目と学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。 |
講義 | 1年 | 生命科学1、生命科学2、生化学1、有機化学1、基礎物理化学、薬品分析化学 |
2年 | 機器分析学、応用分析化学、有機化学2、有機化学3、生化学2 | |
3年 | 有機化学4、放射薬品学 | |
4年 | ||
5年 | ||
演習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 | ||
実習 | 1年 | 薬学実習2(化学、生物) |
2年 | 薬学実習3(有機化学・分析化学)、薬学実習4(物理化学、生化学、薬剤学) | |
3年 | 薬学実習7(がん、感染症、代謝性疾患) | |
4年 | ||
5年 |