科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
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医療コミュニケーション3 | 演習 | 4年 | 前期 | 必修・1単位 | |
担当者(※は責任者) | |||||
※村上勲(薬学実習推進研究センター), 楯直子(生体分子化学), 薬学部教員, 医学部教員, 医療技術学部教員 |
1~3年生では、「ヒューマンコミュニケーション」、「医療コミュニケーション1,2」において、ヒューマニティやコミュニケーションについて学習・演習を進めてきました。本科目では、チーム医療およびそれに関わる多職種コミュニケーションなどについて学びます。具体的には、他者との協働、チームワークの形成やチームリーダーのあり方などについて学び、その後、臨床事例シナリオに基づき、医療系3学部の学生が混成チームをつくり、グループディスカッションを重ねて、治療・療養計画を作成し発表します。その後、医学部附属病院の現職の医療チームによる模擬カンファレンスを参観し、質疑応答を行い、レポートを作成します。さらに5年生での実務実習に備えて、医療の延長線上にある「死生観」についての考えも深めます。本科目は、実務経験(薬剤師)のある教員が担当する授業が含まれます。
(1)チーム医療における多職種連携・協働の重要性を説明できる。
(2)チーム医療における各専門医療職の役割を説明できる。
(3)チームワークの重要性を理解し、チームに参画して協調的な態度・行動をとることができる。
(4)チームにおける各医療職の心理状態とその変化に対応し、協力して、より良い解決法を見出すことができる。
講義、スモールグループディスカッション(SGD)、ロールプレイ、チーム活動(グループワーク)と発表(プレゼンテーション)、医学部附属病院医療チームによる模擬カンファレンス参観
回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
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1 | 他者と協働(1) | 自分自身の価値観を確認し、他者の価値観は様々であることを再確認する(知識・態度・技能) | 楯直子 村上勲 薬学部教員 | A(3)①1,3,5 |
2 | 他者と協働(2) | 高いチーム力を発揮するために必要なリーダーの役割について考える (知識・態度・技能) | 村上勲 薬学部教員 | A(3)①4~5,A(4)1~3 |
3 | 死生観(1) | 他者とのコミュニケーションを通して、死に対する自分の考えを整理する(態度・技能) | 村上勲 薬学部教員 | A(3)①3~5 |
4 | 死生観(2) | 他者とのコミュニケーションを通して、死に対する自分の考えを整理する(態度・技能) | 村上勲 薬学部教員 | A(3)①3~5 |
5 | チーム医療の概要 | チーム医療における薬剤師・各職種が担う役割について(知識) | 村上勲 | A(4) |
6 | 3学部合同医療コミュニケーションの薬学部事前講義(1) | 3学部合同医療コミュニケーション演習の臨床事例について(知識) | 楯直子 村上勲 薬学部教員 医学部教員 | |
7 | 3学部合同医療コミュニケーションの薬学部事前講義(2) | 3学部合同医療コミュニケーション演習の臨床事例について 医療現場における多職種連携について(知識・態度) | 楯直子 村上勲 薬学部教員 医学部教員 | A(4)1~5 |
8 | 3学部合同医療コミュニケーション演習 | 3学部のメンバーで混成チームを作り、臨床シナリオをもとに課題に基づきSGDを積み重ね、グループワークを進める(知識・態度・技能) | 楯直子 村上勲 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(4)1~5 A(3)②1,2 |
9 | 3学部合同医療コミュニケーション演習 | 3学部のメンバーで混成チームを作り、臨床シナリオをもとに課題に基づきSGDを積み重ね、グループワークを進める(知識・態度・技能) | 楯直子 村上勲 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(4)1~5 A(3)②1,2 |
10 | 3学部合同医療コミュニケーション演習 | 9~10回目において実施したSGDの成果として、各チームごとに治療・療養計画を立案して、発表する(知識・態度・技能) | 楯直子 村上勲 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(4)1~5 A(3)②1,2 |
11 | 3学部合同医療コミュニケーション演習 | 臨床大講堂で医学部附属病院の現職の医療チームによる同じ臨床事例シナリオに基づく模擬カンファレンスを参観し、質疑応答、意見交換を行う(知識・態度) | 楯直子 村上勲 薬学部教員 医学部教員 医療技術学部教員 | A(4)1~3 |
定期試験 | 0% : 定期試験は行いません。 |
中間試験 | 0% |
小テスト | 0% |
レポート | 60% : 課題を提示して、レポート(班別および個人)を作成・提出して頂きます。 |
その他 | 40% : 授業中の態度・行動評価 成績評価は上記の通り、レポートと授業中の態度・行動評価により評価します。レポート提出は必須です。 遅刻・早退はその都度、態度・行動評価を減点します。 正当な理由なく欠席することは認めません。正当な理由なく欠席した場合、本科目の単位を与えません。 正当な理由とは、 1)学校保健安全法施行規則に定められた感染症を罹患した場合 2)上記1)以外の疾患で医師から「自宅で安静を要する」等の診断を受けた場合 3)天災そのたの非常災害 4)公共交通機関の突破事故による遅延(1時間以上)または運休 5)忌引き(三親等以内の親族。シラバス参照) 6)その他、科目責任教員がみとめたもの *尚、欠席した場合には欠席届を欠席理由の解消後7日以内に規定の届け出用紙により学部の担当教員に提出すること。また事前に欠席する旨、教務課へ電話連絡すること。事前に連絡できない場合は、連絡できない理由と共に事後に教務課へ連絡すること。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 医療コミュニケーション | 帝京大学医療コミュニケーション運営委員会 編 | 京都廣川書店 |
参考書 | なし | ||
その他 | 必要に応じてプリントを配布します。 |
1 | この講義は1単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は29時間であり、1回の講義あたり3.625時間となります。 |
2 | 事前学修:前回の授業内容(プリント等)を復習し、用語の意味等を理解しておくこと。各回概ね2時間程度必要です。 事後学修:授業中の疑問点をまとめ、教科書、プリント等を利用し、次回の授業までに解決して授業に臨むこと。各回概ね2時間程度必要です。 |
1 | 受講中は下記の行為を禁止します。下記の行為が認められた場合、大幅な減点をします。さらに教員が複数回、注意したにもかかわらず、態度の改善が見られない場合は単位を与えません。 ①許可のない飲食 ②無断退出。教員の許可を得ての退出が認められた場合であっても、退出中、目的以外のことを行うこと。 ③許可のない携帯電話・スマートフォン等の機器の使用 ④本演習とは関係のない作業 ⑤授業の進行を妨げる行為 ⑥その他、教員の指示に従わない行為 |
2 | 講義中の課題に対しては、取組の後に解説等のフィードバックを行いますので有効に活用してください。 |
3 | 9~12回は3学部合同演習となります。他学部の学生とコミュニケーションをとり、積極的にチーム活動に取り組みましょう。 |
4 | 個人レポートはルーブリックによる評価の後に返却(フィードバック)いたしますので有効に活用してください。 |
5 | この科目と学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連性についてカリキュラム・マップを参照して理解すること。 |
講義 | 1年 | 薬学への招待1、薬学への招待2 |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 | ||
演習 | 1年 | ヒューマンコミュニケーション |
2年 | 医療コミュニケーション1 | |
3年 | 医療コミュニケーション2 | |
4年 | ||
5年 | 医療コミュニケーション4 | |
実習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | 薬学実習10(実務実習事前学習) | |
5年 |
行事予定表で確認すると共に、LMSの連絡および掲示板の掲示にも注意してください。