科目名 | 分類 | 学年 | 期 | 卒業認定との関連 | |
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ヘルスケアエデュケーション | 講義 | 1年 | 後期 | 選択・2単位 | |
担当者(※は責任者) | |||||
※高柳妙子(医療共通教育研究センター) |
本講義の目的は、グローバル化の時代のもと、医療従事者として必要とされる教育に関する全般的な基礎理論や教育手法を実践的に学習することである。
教育とは、一方的な指導や情報伝達のことではなく、対話による相互理解や知識の構築と創造を意味する。この概念を据えた上で、「教育」が人間の社会活動の幅広い分野において影響力を持っていることを理解する。また、医療従事者は、ヘルスケアの現場に置いて、医療従事者相互、医療従事者と患者間、医療従事者とボランティア間等でヘルスケアに関連した知識や情報のやりとりを通して人材育成の教育に携わることが期待される。その際に様々な職種の人々と協力してヘルスケア教育を進めることができるためのIPE(Interprofessional education:多職種連携教育) の観点から、教育の諸理論や教育方法を実践的に習得する。
日本国内に限定せず、国際社会共通の目標である、持続可能な開発目標(SDGs)に触れ、国際保健や国際医療協力を実践するための基礎的な思考力をつけることも目標とする。
①様々な教育思想・哲学の概要を説明できる。(ソクラテス、ルソー、ペスタロッチなど)
②成人教育(andragogy)と児童教育(pedagogy)の特徴を説明できる。
③医療現場における実践例の調査と分析(基礎編)を説明できる。
④国際社会共通の目標である、持続可能な開発目標(SDGs)とその目標を達成するための様々な取り組みを説明できる。
⑤日本、パキスタンやケニアを事例として、UN,JICA,NGO等によるヘルスケア事業の取り組みと教育的手法を説明できる。
⑥コミュニティ格差について考えを深めることができる。
講義
回 | 項目 | 内容 | 担当 | コアカリ 番号 |
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1 | グループワークや体験学習によりヘルスケアエデュケーションで学ぶ内容を総論的に説明できる。 | 高柳妙子 | ||
2 | ヘルスケアの現場における教育の意義と教育的手法の実践例について説明できる。 | ・ソクラテスの対話法と問答法(助産術) ・アイスブレイキングによるグループ編成 | 高柳妙子 | |
3 | 世界の主要な教育思想・哲学について説明できる。 | (ポスターかパワーポイントを使用してグループ発表およびディスカッション) | 高柳妙子 | |
4 | 大人と子どもの学び方の違いについて説明できる。 | ・日本における教育の目的 ・教育と保健の関連性 | 高柳妙子 | |
5 | 医療現場における教育理念と教育実践例について説明できる。 | 【ゲストスピーカー】 | 高柳妙子 | |
6 | 医療従事者を対象とした教育目的と実践例について説明できる。 | 医療系の論文に触れる①(パソコン、タブレット、スマートフォンなどで論文検索) | 高柳妙子 | |
7 | 医療従事者を対象とした教育目的と実践例について説明できる。 | 医療系の論文に触れる②(パソコン、タブレット、スマートフォンなどで論文検索) | 高柳妙子 | |
8 | 作成した教材を発表できる。 | (グループワーク) 【アドバイザー 藤﨑竜一准教授】 | 高柳妙子 | |
9 | 持続可能な開発目標(SDGs)概論について説明できる。 | グローバルイシューズとしての教育と保健の実情について説明できる。 途上国におけるヘルスケアと教育の平等性について説明できる。 ジェンダー格差に着目して分析することができる(ケニアのマサイを事例に)。 | 高柳妙子 | |
10 | UN, WHO, JICA,NGOなどの国際援助活動について説明できる。 | (グループ発表およびディスカッション) | 高柳妙子 | |
11 | 途上国におけるヘルスケアと教育の問題について説明できる。 | (世界がもし100人の村だったらのワークショップ) (読み書きができないと、医療サービスを受けるときや日常生活に影響する。) | 高柳妙子 | |
12 | 日本および途上国におけるヘルスケアと教育の問題について説明できる。 | 文献調査、グループ発表とディスカッション① | 高柳妙子 | |
13 | 日本および途上国におけるヘルスケアの教育の問題について説明できる。 | 文献調査、グループ発表とディスカッション② | 高柳妙子 | |
14 | 途上国での保健医療(保健教育)プロジェクトの具体的な取り組みについて説明できる。 | 【ゲストスピーカー(保健医療専門家)より事例紹介】 | 高柳妙子 | |
15 | まとめ | (グローバルヘルスケアと教育の課題と展望)と習熟度確認 | 高柳妙子 |
定期試験 | |
中間試験 | |
小テスト | |
レポート | |
その他 | 評価割合は、期末試験を100%として、授業内課題、ワークショップを通じた習得度、グループ学習の活動や発表(ルーブリック評価法を採用)、小テスト、振り返りシートを加点対象とする。遅刻は、授業への出席時間、遅刻の理由などを勘案し、欠席と扱うこともあるので注意する。 |
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない | ||
参考書 | 特に指定しない | ||
その他 | 毎回の授業で参考文献を配布する。 授業中に適時、指示する。 |
1 | 【事前学修】 配布する資料(日本語、英語)を読み,著者の主張の概要と、そこからまたは別の場所から触発された考え・感想について授業内で発言できるように準備して おくこと。小テスト対策をすること。グループ学習を通して、グループプレゼンテーションを行う準備をすること。 【事後学修】 授業中の疑問点をまとめ、教科書等を利用し、次回授業までに解決しておくこと。 【必要時間】 当該期間に30時間以上の予復習が必要。 |
1 | パソコン、タブレット等で検索ができるように学内ネットワーク接続の申請を完了しておくこと。 試験やレポート等に対し、講義の中での解説等のフィードバックを行う。 この科目と学位授与方針との関連をカリキュラムマップを参照し理解すること。 |
講義 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 | ||
演習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 | ||
実習 | 1年 | |
2年 | ||
3年 | ||
4年 | ||
5年 |
学部・学科により開講学期が違います。時間割等で確認してください。