科目名分類学年卒業認定との関連
世界に羽ばたく医療人講義1年半期選択・2単位
担当者(※は責任者)
※河内正治(アジア国際感染症制御研究所), 小林富美恵(医療共通教育研究センター)

授業の概要

近年、急速にグローバル化が進む中、諸外国に比べ、日本の若い世代の「内向き志向」が指摘されており、海外への関心の低下が問題視されています。当科目では、国内外で活躍するゲスト・スピーカーの経験談、講義、ディスカッションなどを通して、国の枠を超えた医療の社会・経済・文化的背景の違いについて、グローバルな視点で幅広い知識と視野を身につけることを目標としています。医療人として、海外も視野に入れたキャリア・パスを身近なものとして理解するための入門クラスです。講義は、複数の教員・ゲストによるオムニバス形式で行い、質疑応答、ディスカッション、学生によるプレゼンテーションなど、積極的な参加が求められます。時々、外国人も講師や議論のファシリテーターとして加わります。

授業の到達目標

①医療のグローバル化とは何か、自分の言葉で説明できる。
②医療人として、国の枠を超えた医療の社会・経済・文化的背景の違いについて教養を身につけることの意義について、自分の言葉で説明できる。
③医療人として、海外も視野に入れたキャリア・パスと、それに伴う生涯学習について、自分の言葉で説明できる。
④国内外の情報から得られた情報を統合し、自分の考えをわかりやすく表現できる。

授業形式

講義は、複数の教員・ゲストによるオムニバス形式で行い、質疑応答、ディスカッション、学生によるプレゼンテーションなど、積極的な参加が求められます。時々、外国人も講師や議論のファシリテーターとして加わります。

授業計画

項目内容担当コアカリ
番号
1・ディスカッションに関する基本的なルールを説明できる。
・医療の社会・経済・文化的背景の違いについて学ぶことの意義を説明できる。
・海外も視野に入れたキャリア・パスと、それに伴う生涯学習のために必要な過程について説明できる。
・世界の医療人の活動と交流を理解できる。
・医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。
(1)河内正治、小林富美惠「グローバルに活躍する感染症研究者」河内正治
小林富美恵
2医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(2)ゲストスピーカー:菅又龍一(帝京大学ADC研/医療共通教育研究センター 講師)
「米国国立衛生研究所(NIH) への研究留学とアメリカ東部で過ごして感じたこと」
河内正治
小林富美恵
3医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(3)ゲストスピーカー:三條場 千寿(東京大学大学院・農学生命科学 助教)
「リーシュマニア症に対するOne Health対策:バングラデシュを例に」
河内正治
小林富美恵
4医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(4)ゲストスピーカー:法月正太郎(国立国際医療センター 医師)
「公衆衛生危機に備える、コンゴ民主共和国、パキスタン、ジュネーブ厚労省での経験から」
河内正治
小林富美恵
5医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(5)ゲストスピーカー:遠海重裕(帝京大学医学部小児科 助教)
「アジア、アフリカの感染症」
河内正治
小林富美恵
6医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(6)ゲストスピーカー: 木村 英作(長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 客員教授)
「エチオピア-わが心のふるさと」
河内正治
小林富美恵
7医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。 (7)ゲストスピーカー:佐藤暖子(慶応義塾大学附属病院薬剤部 薬剤師)
「Pharm.D留学を通じて体験した米国の薬学教育と薬剤師の活躍」
河内正治
小林富美恵
8医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(8)ゲストスピーカー:岡田弘晃((株)岡田DDS研究所所長/東京薬科大学 名誉教授)
「薬物治療の限界と期待されるバイオ創薬/国境を越えたチャレンジ」
河内正治
小林富美恵
9ゲストスピーカーの経験談、ディスカッションなどを通して、自分の意見を述べることができる。[1] グループプレゼンテーション1:グループA河内正治
小林富美恵
10ゲストスピーカーの経験談、ディスカッションなどを通して、自分の意見を述べることができる。 [2] グループプレゼンテーション2:グループB河内正治
小林富美恵
11医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(9)ゲストスピーカー:高野甲子雄(元東京消防庁)
「災害時の医師、看護師、放射線技師、救命士、消防隊、などの活動」
河内正治
小林富美恵
12医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(10)ゲストスピーカー:小黒道子(東京保健医療大学千葉看護学部 教授) 
「ミャンマーにおける国際協力活動」
河内正治
小林富美恵
13医療人としてグローバルな視点と幅広い知識を有している。(11)【パートA】鈴木和男(帝京大学ADC研 教授・所長) 
「ベトナムの感染症」
【パートB:英語】グループディスカッション:ゲストファシリテーターによるグループ別のテーマで討論
河内正治
小林富美恵
14ゲストスピーカーの経験談、ディスカッションなどを通して、自分の意見を述べることができる。[3] グループプレゼンテーション3:グループC河内正治
小林富美恵
15ゲストスピーカーの経験談、ディスカッションなどを通して、自分の意見を述べることができる。 [4] グループプレゼンテーション4:グループD
<まとめ>講義の振り返り、習熟度確認
河内正治
小林富美恵

成績評価の方法および基準

定期試験
中間試験
小テスト
レポート
その他授業内課題:15% 
考察の共有:85% (ミニ・レポート、プレゼンテーション、その他指定の課題)

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書なし
参考書ADC研年2回発刊の【ADC Leter】 HPを参照☟
https://www.teikyo-u.ac.jp/affiliate/laboratory/adc_labo/publications
参考書世界保健機構:World Health Organization (WHO)
https://www.who.int/
その他配布資料
※パワーポイントのスライド、配布資料などは全てLMSにアップロードします。プリントアウトは各自必要に応じて行ってください。

事前事後学修の内容およびそれに必要な時間

1【事前学修】
 指定の事前学修を行った上で講義に臨むこと。
【講義中の学修】
 必要に応じて、パワーポイントのプリント、配布資料、およびノートを使用すること。
 ディスカッションや質疑応答では積極的に発言、または発言者へのフィードバックをすること。
【事後学修】
 講義で学んだ内容をもとに、指示に従い、期限内にミニ・レポートをLMS上で共有すること。
 指示に従い、他者のミニ・レポートに対してフィードバックをすること。
【必要時間】
 当該期間に30時間以上の予復習が必要。

その他の注意事項

1やむを得ない理由により、ゲストスピーカーの講義や日程に変更がある可能性があります。
試験やレポート等に対し、講義の中での解説等のフィードバックを行う。
この科目と学位授与方針との関連をカリキュラムマップを参照し理解すること。
学部・学科により開講学期が違います。時間割等で確認してください。
後期は予定が変更になる場合があります。

主な関連科目

講義1年
2年
3年
4年
5年
演習1年
2年
3年
4年
5年
実習1年
2年
3年
4年
5年

メモ

学部・学科により開講学期が違う場合があります。時間割等で確認してください。