科目名分類学年卒業認定との関連
医学概論(症候・OTC)講義1年後期必修・1.5単位
担当者(※は責任者)
※細山田真(人体機能形態学)

授業の概要

 平成25年度改定コアカリE1(2)①1、および平成26年度薬剤師国家試験出題基準の42個の症候について、病態を判断するための知識を身に付けるとともに、それぞれの症候に用いられる一般用医薬品について習得する。
本科目は、実務経験(医師)のある教員による授業です。

授業の到達目標

①症候と一般用医薬品の知識を身につけることにより、薬局薬剤師として症状から病態を想定し、一般用医薬品を用いた治療ができる。

授業形式

パワーポイントを使った講義。授業資料は紙冊子を事前配布するとともに、帝京LMSにもアップロードされるので、授業中は電子デバイス等での閲覧も可能

授業計画

項目内容担当コアカリ
番号
1全身の症候(1) 1.発熱・高体温症、2.頭痛、3.筋肉痛・関節痛について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
2全身の症候(2) 1.体重増加・減少、2.食欲不振、3.浮腫、4.脱水について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
3皮膚の症候(1) 1.発疹、2.角質の症候、3.やけど、4.ひび・あかぎれ・しもやけ、5.日焼けと制汗、6.脱毛症、7.にきびについて説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(2)①3, E2(9)①2,3,5,6,7
4皮膚の症候(2)1.湿疹(皮膚炎)、2.蕁麻疹、3.虫刺され、4.皮膚真菌症について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
5呼吸器系の症候(1)1.咳・痰、2.血痰・喀血、3.喘鳴、4.呼吸困難について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
6呼吸器系の症候(2) 1.くしゃみ・鼻水、2.口内炎・のどの痛み、3.風邪について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
7消化器系の症候(1)1.悪心・嘔吐、2.吐血、3.腹痛、4.黄疸、5.腹部膨満について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
8消化器系の症候(2) 1.下痢、2.便秘、3.下血・痔について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
9循環器系の症候1.胸痛、2.動悸・息切れ・ふらつき、3.低血圧、4.高血圧について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
10腎・泌尿生殖器の症候1.血尿・タンパク尿、2.多尿、乏尿・無尿、3.排尿障害、4.月経異常について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
11神経系の症候1.意識障害、2.睡眠障害、3.運動障害・けいれん、4.知覚障害について説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7
12感覚器の症候1.視力障害、2.聴力障害、3.めまいについて説明できる(知識)。細山田真
E1(2)①1, E2(9)①2,3,5,6,7

成績評価の方法および基準

定期試験96% マークシートによる客観試験で評価。試験問題の4分の3は帝京LMS内の復習問題から出題し、残り4分の1は教科書より出題する。
中間試験0% 中間試験は帝京LMS内の復習問題をもって代替する。定期試験および追試験における成績評価には加味しない。定期試験不合格者に対しては1コマ当たり、講義日より7日後の23:59までの最高正答率×0.5点を再試験に加点する。
小テスト0%
レポート4% 帝京LMS内の掲示板に600字程度のレポートを提出。講義日より7日後の23:59までの提出により定期試験および追再試験において1コマ当たり0.3点を加点する。
その他公欠以外の欠席に対して、欠席2回目から1回あたり4点の減点を行う。遅刻早退については不問とするので、列車遅延証明の提出は不要である。IDカードを忘れた場合は、授業開始前までに適当な紙に氏名、出席番号、学籍番号、日付を記入して提出し、本人確認ができた場合にのみ出席とみなす。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書薬学生のための新臨床医学 第2版市田 公美、細山田 真 編廣川書店 2015
教科書今日のOTC薬 改訂第5版中島 恵美 監修、伊東 明彦 編南江堂 2021.2刊行予定
参考書基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書平馬 直樹 他 監修ナツメ社 2014
その他その他の参考書については講義中に適宜紹介する。

事前事後学修の内容およびそれに必要な時間

1この講義は1.5単位ですので、予習・復習等の準備学習に必要な最低限の時間数は43.5時間であり、1回の講義あたり3.625時間となります。
2受講前は、教科書を参考に資料冊子の空欄に該当する語句を考えておく(60分)。受講後は、帝京LMSサイトにある復習問題を受験して授業外学習(60分+試験前30分)するとともに、レポートを作成する(30分)

その他の注意事項

1試験やレポート等に対し、解説等のフィードバックを行う。
2この科目と学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連をカリキュラム・マップを参照し、理解すること。

主な関連科目

講義1年機能形態学、生理学1
2年生理学2、薬理学1(総論・末梢神経)、薬理学2(情報伝達・神経)、薬理学3(感染症・悪性腫瘍)
3年
4年
5年
演習1年
2年
3年
4年
5年
実習1年
2年
3年
4年
5年

メモ