Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-405  
卒業演習(日本史3)- I 深谷 幸治
選択必修  2単位
【史】 18-1-1340-1602-024A

1. 授業の概要(ねらい)

 この日本史演習3A-Ⅰは、担当教員の専門とする時代である中世後期、特に戦国時代の政治・社会状況が記録されている当時の史料(文書・日記など)の一部を題材とする。その内容について、受講学生は自ら解読・解釈し、さらに関連する書籍・論文などを探し出し、議論すべき点を指摘するという一連の作業を行い、それを報告してもらうことになる。前期のこの演習では、戦国前期の京都の史料を使いたいと考えている。
 受講学生はまずいくつかのグループを編成してもらい、そのメンバーが相互協力して担当部分を解読し、そこに含まれる人名・地名・事項の意味などを調査し、それらから引き出せる論点につき、関連書籍・論文・地図などを探し出して参照しつつ、毎回グループごとに説明・報告してもらう必要がある。その際には報告用レジュメ(プリント)を事前に人数分作成して配布することも必要。各グループが前期のうちに少なくとも1回以上は報告を担当することになる。

2.
授業の到達目標

 上記のような作業を、グループ単位で受講学生が主体的に調査・報告することにより、史籍講読などの授業とも合わせて、ある程度の古文書・古記録解読能力を獲得し、また関連する書籍・論文などを探し出す方法を学ぶことにより、将来的に自らの卒業論文作成にそのスキルを活かすことができるようにすることが目標である。
 またそうした一連の情報取得・整理・分析や論点の抽出、共同作業などの経験は、社会人としての仕事上でも必ず役に立つもので、そのための能力獲得も目指す。

3.
成績評価の方法および基準

 出席は成績評価の前提となる必要条件である。それを満たした上で、グループ報告の内容や授業取り組みの様子、さらに前期授業の最後の時間に実施する試験の解答内容を勘案して、成績を評価する。

4.
教科書・参考書

 テキストは使用せず、必要な史料や読んでおくべき関係論文などは、担当教員が事前にプリントを作成して学生に配布する。

5.
準備学修の内容

 ある程度の古文書学的解読能力が必要となるので、前年に受講した史籍講読の史料を再学修するなどの自己研鑽が望まれる。また戦国期に関する書籍・論文などを多読しておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

 演習であるから、調査・報告は受講学生全員の義務となる。報告の際にはあらかじめ人数分のレジュメを用意しておかねばならない。報告内容はグループ全員の責任で、自分の担当部分だけを話して終わりとなるものではない。
 また以下の授業内容はあくまで予定であり、状況によっては変更されることもあるので、承知しておいてもらいたい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス。使用する史料や関係論文等をプリントにして配布する。さらに解読・報告していく上での注意、またグループ分けを実施する。
【第2回】
 史料の性格や時代背景などの説明、講義的授業。
【第3回】
 以下順次受講学生によるグループ報告、1回目。
【第4回】
 グループ報告、2回目。
【第5回】
 グループ報告、3回目。
【第6回】
 グループ報告、4回目。
【第7回】
 グループ報告、5回目。
【第8回】
 グループ報告、6回目。
【第9回】
 グループ報告、7回目。
【第10回】
 グループ報告、8回目。
【第11回】
 グループ報告、9回目。
【第12回】
 グループ報告、10回目。
【第13回】
 グループ報告、11回目。
【第14回】
 グループ報告、12回目。
【第15回】
 前期のまとめと試験。