自動車整備3
担当者青木 昭夫
学年・開講期3年次 後期  [理工学部 機械・精密システム工学科]
科目の種類専門
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー1K307

授業の概要(ねらい)

次の内容を学びます。
(1)故障原因探求のプロセス
(2)始動装置、エンジン電子制御装置、燃料装置、充電装置、電子制御式AT、ABSに関する故障原因探究
この授業は、DP2とDP3とDP4とDP5に関する知識、技法、態度を修得します。
授業は主に講義形式ですが、各回の授業内容に関して、適宜ペアワークを実施します。

授業の到達目標

学生は、自動車の各部の基本機能や目的機能に関する各部の故障に対して、原因探究プロセスを具体的事例に応用できる。

成績評価の方法および基準

最後の授業で実施するテスト成績100%で評価します。テスト終了後に解説をします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書二級ガソリン自動車エンジン編
日本自動車整備振興会連合会教科書編集委員会(国土交通省自動車局監修)(一社)日本自動車整備振興会連合会
教科書三級自動車ガソリン・エンジン日本自動車整備振興会連合会教科書編集委員会(国土交通省自動車局監修)(一社)日本自動車整備振興会連合会
教科書二級自動車シャシ編日本自動車整備振興会連合会教科書編集委員会(国土交通省自動車局監修)(一社)日本自動車整備振興会連合会
教科書三級自動車シャシ日本自動車整備振興会連合会教科書編集委員会(国土交通省自動車局監修)(一社)日本自動車整備振興会連合会
参考文献二級ジーゼル自動車エンジン編
日本自動車整備振興会連合会教科書編集委員会(国土交通省自動車局監修)(一社)日本自動車整備振興会連合会
参考文献三級自動車ジーゼル・エンジン日本自動車整備振興会連合会教科書編集委員会(国土交通省自動車局監修)(一社)日本自動車整備振興会連合会
参考文献電装品構造全国自動車大学校・整備専門学校協会(国土交通省自動車交通局推薦)全国自動車大学校・整備専門学校協会

準備学修の内容

(1)予習として、授業内容に示した固有名詞の意味及び関係の内容を調べてから授業に臨んでください。(90分)
(2)復習として、授業中に指示した項目に関して応用する課題を解いて、次の授業に適宜ペアワークに対応できるようにして臨んでください。(90分)

その他履修上の注意事項

◎授業は全て出席することが必要です。遅刻・早退・欠席のチェックを厳密に行います。
◎自動車整備3は、オートモビル・テクノロジー・コース〔ATコース〕の必修科目で◆印です。

授業内容

授業内容
第1回故障原因の発生レベルによる影響の範囲について
第2回故障原因探求のプロセスについて
第3回始動装置に関する電気的な作動について
第4回始動装置に関するスイッチ部故障原因探究について及びペアワークによる演習
第5回始動装置に関するモータ部故障原因探究について
第6回エンジン電子制御装置に関する電気的な作動について
第7回エンジン電子制御装置に関する始動時の故障原因探究について及びペアワークによる演習
第8回エンジン電子制御装置に関する制御システムの故障原因探究について
第9回燃料装置に関する故障原因探究について
第10回充電装置に関する電気的な作動について
第11回充電装置に関する発電部の故障原因探究について及びペアワークによる演習
第12回充電装置に関する三相全波整流回路の故障原因探究について及びペアワークによる演習
第13回電気回路における故障モードとオシロスコープやサーキットテスタによる診断時の留意点について
第14回ABS及び電子制御式ATに関する故障原因探究について及びペアワークによる演習
第15回テスト及びまとめ