英語コミュニケーション1
担当者須賀 晴美
学年・開講期3年次 前期  [医療技術学部 柔道整復学科]
科目の種類基礎分野
区分・単位選択 1単位
科目ナンバー0A321

授業の概要(ねらい)

この授業は総合基礎科目の学修目標1、2、3に関連した科目です。本授業は、中学・高校教師を目指す受講生のための実践的英語コミュニケーション能力を向上させる講座で、アクティブラーニングを導入しています。
 現代の重要なコミュニケーション・ツールであるeメールの書き方を学ぶことを通して、実践的なコミュニケーションに必要な英語表現を習得します。
 また、読解力(文字によるコミュニケーションの能力)を着実に向上させるため、インターネットの多読サイトを利用して電子書籍を授業内と授業外に読む作業もします。この作業をすることで、順調な語彙力の増強、読解スピードの向上を目指します。この多読の課題では、受講生はアクティブに興味のある本を選び、各自に合ったスピードで学習者用の電子書籍(e-book)を読みます。1冊読み終わるごとに、英語の小問 (Quiz) に答えてもらいます。

授業の到達目標

この授業は以下の4つを到達目標とします。
1. 丁寧表現、文化的な相違を含んだ英語表現を理解し、場面に適して書き、操作できるようになる。
2. 自分の興味・関心にあった、ほどよい難易度の本を選び、各週授業内30分、授業外30分以上の多読を継続的に行うことができる。
3. e-book を1冊読み終わるごとに、内容理解を問う5つの英語の質問に答えることができる。

成績評価の方法および基準

期末試験 (40%)、読み取り語数・内容理解のクイズ(30%)、本の紹介の英作文 (10%)、VELCテスト(10%)
Book Report・授業への参加の度合 (10%)

・期末テストのテスト範囲は、教科書から70%、初見の英文を読み取る応用問題を30%で出題します。
・読み取り語数はウェブの多読サイトに記録されていきます。
・Book Report (読書の記録) を提出してもらいます。
 [欠席した時は、次週に休んだ分を提出すれば、一回分の点数を失いません。ただし、評価はAではなくB° が最高となり
 ます。]
・自分が推薦する本の紹介を英語で作文してもらいます。
・Book Reportと本の紹介文は評価してLMSで返却・フィードバックします。
・VELCテスト (英語力診断テスト) を受験した人には10%の点が与えられます。
・授業への参加の度合は、予習がしてあり指名時に答えられるか、多読の作業に真剣に取り組んでいるかなどを評価しま
 す。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書"Write Me Back Soon!: Communicating through Email" (Eメールで学ぶ英文ライティングの基礎)
著者:成岡 恵子、早野 薫、Sean M. Hackett.
出版社:金星堂(¥2,000 +Tax)
ISBN: 978-4-7647-3957-4
参考文献

準備学修の内容

[教科書を主とした授業の準備学修]
1.予習として、教科書を読み、問題を解いて、分からない単語や表現等を辞書で調べてから授業に出席します。(40分)
2.復習として、自分が間違った箇所の問題や英語表現を確認し、正しい答を書く練習をしてください。(30分)

[電子書籍の多読をする準備学修]
自分にあった難易度で、興味の持てる本を多読サイトから選び、授業外に総計30分以上読書をします。(30分以上)
〈時間配分は15分を2セット行ってもよく、組み合わせを工夫してください。〉
復習として、LMSで返却されたBook Reportのコメントを読みます。(5分)

その他履修上の注意事項

・毎回の授業には必ず英和辞書・和英辞書(紙の辞書・電子辞書どちらでも可)を持参してください。
・多読サイトは英語の音声も聞けるため、イアフォンを持参してください。
・多読サイトの見られるタブレットは学校のものを貸し出します。
(ただし、学校のタブレットより自分の使い慣れたタブレットやパソコンが良いという人は、それを教室に持ち込んでください。)
・パソコン画面で目が疲れやすい人は、ブルーライトカットの眼鏡を用意してください。
・課題の返却については授業でも通知しますが、LMSを定期的にチェックしてください。

様々なアクティビティーを体験して、あなたの英語力が上がることを期待しています。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス(授業の進め方、準備学修、評価方法など)、授業と研究の関係について、
リーディングに関するアンケート①、VELCテストについて
第2回VELCテストを受ける
第3回Unit 1. Let me introduce myself (自己紹介、日本語で省略される主語・目的語を表現する)
多読をやってみよう:多読サイトで電子書籍の多読、クイズに答える
読解速度測定
第4回Unit 2. Would you do me a favor? (依頼する表現、依頼に使う丁寧表現)
電子書籍の多読、クイズに答える
第5回Unit 3. Please give me some advice (アドバイスを求める表現、無生物を主語にした文)
電子書籍の多読、クイズに答える
Book Report作成
第6回Unit 4. How about going to the museum? (アドバイスや提案をする表現、自然なアドバイス表現)
電子書籍の多読、クイズに答える
第7回Unit 5. Let's decide when to meet (約束する表現、Youを主語とする文)
電子書籍の多読、クイズに答える
第8回お薦めの本の紹介文の原稿作成
Unit 6. I have to apologize to you (謝罪する表現、「すみません」の英語表現)
電子書籍の多読、クイズに答える
第9回本の紹介文提出
Unit 7. Room for two? (予約する表現、日にちの表し方の違い)
電子書籍の多読、クイズに答える
第10回Unit 8. I have a problem (苦情を述べる表現、have の幅広い意味)
電子書籍の多読、クイズに答える
Book Report作成
第11回Unit 9. We would like to invite you to a party! (招待する表現)
電子書籍の多読、クイズに答える
第12回Unit 10. How to get to his place? (道案内の表現)
電子書籍の多読、クイズに答える
Book Report作成
第13回期末テストのガイダンス
Unit 11. This is just a reminder (リマインダーを送る際の表現)
電子書籍の多読、クイズに答える
授業評価アンケート
第14回読解速度測定
電子書籍の多読、クイズに答える
Unit 1-11のまとめ
第15回期末テスト、まとめ