スポーツ障害柔道整復学演習
担当者長畑 芳仁
学年・開講期1年次 後期  [柔道整復学専攻 博士前期課程(修士課程)]
科目の種類専門
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー

授業の概要(ねらい)

各種スポーツにおいて発生する頻度の高い外傷および傷害についてその病態把握から発生機序について確認する。それぞれの外傷・障害アスレティックリハビリテーションの方法を学ぶと同時に新たな方法を創造するためのディスカッションを行う。主なス外傷障害としては、肩インピンジメント症候群、前方脱臼、腰痛症、肉離れ、前十字靭帯損傷、内側側副靱帯損傷、打撲、膝周囲の慢性障害(腸脛靱帯炎、膝蓋靱帯炎、鵞足炎)、足関節靱帯損傷などを取り扱う。また多くのスポーツ外傷・傷害と関連の深い体幹部の固定法や可動性向上プログラムについて詳しく実習する。これらの基本的知識技能の習得は社会に貢献できる柔道整復師として必要となる。この授業では、DP1,D2,D3に関連したスポーツ医科学の知識、技術を修得する。

授業の到達目標

柔道整復学に直結する、スポーツによる外傷や障害の多くの事例についてリストアップできる。
外傷・障害の病態および発生機序について説明できる。
外傷・障害のアスレティックリハビリテーションを組み立てられる。
各種アスレティックリハビリテーションの動作指導ができる。
スポーツ障害の予防方法について指導できる。
アスレティックリハビリテーションの各種動作におけるリスク管理を説明できる。

成績評価の方法および基準

授業内課題(20%)
グループワーク課題・プレゼンテーション(30%)
期末試験(50%)
テストの解答を解説する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書各回資料が配布される。
参考文献

準備学修の内容

各回講師からの一方通行のアウトプットだけではない。グループで各外傷・障害についてを事前に調べ発表を行います。その内容をベースとしてディスカッション形式で授業が展開されます。一人 1~2 回はかならず発表することになるので、十分な準備をして授業に臨むことが必要です。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回アスレティックリハビリテーションの総論
第2回各種スポーツにおけるスポーツ外傷・障害の総論
第3回体幹部のアスレティックリハビリテーション1:機能解剖からみたアスレティックリハビリテーション
第4回体幹部のアスレティックリハビリテーション2:病態の把握から問題点の評価について学ぶ
第5回体幹部のアスレティックリハビリテーション3:具体的アスレティックリハビリテーションについて学ぶ(理論)
第6回体幹部のアスレティックリハビリテーション4:具体的アスレティックリハビリテーションについて学ぶ(実技)
第7回各スポーツ種目におけるアスレティックリハビリテーションを学ぶ
第8回球技におけるスポーツ外傷・障害の基礎を学ぶ
第9回投球障害1:病態の把握から代償運動について学ぶ
第10回投球障害2:具体的アスレティックリハビリテーションについて学ぶ(理論)
第11回投球障害3:具体的アスレティックリハビリテーションについて学ぶ(実技)
第12回下肢のスポーツ障害1:病態の把握から受傷機転について学ぶ
第13回下肢のスポーツ障害2:具体的アスレティックリハビリテーションについて学ぶ(理論)
第14回下肢のスポーツ障害3:具体的アスレティックリハビリテーションについて学ぶ(実技)
第15回試験とまとめ