NPO・NGO論
担当者林田 朋幸
学年・開講期3年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 地域経済系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8D308

授業の概要(ねらい)

この授業では、地域社会の担い手として近年定着してきているNPOやNGO等の非営利組織について、組織形態や運営実態といった基礎的な知識の修得から始めます。修得した知識を基に、NPOやNGOが日本の社会にどのように定着し、どのような役割を果たしているかについて具体的な事例を通して概説します。調整がつけば、外部講師を招いてNPO・NGOの活動事例に関する講演・ワークショップを2回程度予定しています。この授業では、特に地域経済学科の学位授与の方針(ディプロマポリシー)DP2に関する知識・態度を修得します。

授業の到達目標

日本の地域社会におけるNPO・NGOの概要や社会における役割について、具体例を示しながら説明することができる。

成績評価の方法および基準

平常点とテストで評価します。得点配分は平常点40%、テスト60%です。 平常点は小レポートや質疑応答等を基に評価します。テストは論述式で、知識の修得度と応用力を問います。フィードバックは全授業が終了後に、希望者に対して口頭で行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は使用しません。講義プリントを配布します。
参考文献非営利組織論田尾雅夫、吉田忠彦有斐閣、ISBN:978-4-641-12389-2
参考文献NPO入門(第2版)山内直人日本経済新聞社、ISBN:978-4-532-11016-1

準備学修の内容

授業の事前学習として、資料を配付する場合があります。これを通読し、分からない語句は辞書等で調べ、ノートにまとめるようにして下さい(1時間)。事前学習でまとめたノートは、授業時に持参するようにして下さい。事後学習として、配布資料の復習及び図書・新聞・WEB等で授業と関連する事例を調べ、ノートにまとめるようにして下さい(2時間)。

その他履修上の注意事項

原則として、授業中は携帯電話・PCの使用を禁止します。携帯電話・PCの使用が必要な際には適宜指示します。また、授業中の私語は禁止とします。受講生の関心や授業の進行状況等により、授業内容が変更となる可能性があります。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション、NPO・NGOとは何か
第2回日本におけるNPO・NGO
第3回NPOの果たす役割
第4回NPOの種類
第5回NPOの制度と政策
第6回NPOの立ち上げ
第7回NPOの運営
第8回NPOとパートナーシップ
第9回NPOの財源
第10回地域社会とNPO
第11回地域社会におけるNPOの活動事例(1)―環境―
第12回地域社会におけるNPOの活動事例(2)―福祉―
第13回地域社会におけるNPOの活動事例(3)―災害―
第14回地域社会におけるNPOの活動事例(4)―農山村―
第15回テスト、まとめ