オペレーティングシステム
担当者小島 一晃
学年・開講期3年次 Ⅰ・Ⅲ  [理工学部 情報科学科(通信課程)]
科目の種類専門
クラスメディア授業
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー4E303

授業の概要(ねらい)

この授業では、オペレーティングシステムの基本的な機能・仕組みと、現代のオペレーティングシステムに要求されることを学びます。 具体的には、以下について学習します。
* オペレーティングシステムの概要
* 利用者から見たオペレーティングシステム
* オペレーティングシステムの原理
* プロセスの構造とスケジューリング
* 並行性
* メモリ管理
* 仮想化
* ファイルシステム
* 認証とアクセス制御
これにより、DP2の基礎となる知識を修得します。

授業の到達目標

この授業では、以下についての知識を獲得することが目標です。
* 一般ユーザおよびプログラマに対して提供されるユーザインタフェースとアプリケーションプログラミングインタフェース
* オペレーティングシステムに関する基礎的な概念、評価指標、標準化
* プログラムの処理としてのオペレーティングシステムの動作
* ネットワーク通信やセキュリティといった、近年特に重要性が高まってきている機能

成績評価の方法および基準

成績は、科目習得試験の得点(60%)と課題(小テストと選択課題)の評価結果(40%)に基づいて算定されます。ただし、下記2つの条件を満たさない場合は、成績に関わらず不合格となります。
(1)全ての小テストに合格すること
(2)科目習得試験で合格点(60%)を獲得すること
科目習得試験を受験するには、全ての小テストに合格する必要があります。解説と評価は、LMS上でフィードバックされます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書IT Text オペレーティングシステム(改訂2版) (ISBN 978-4-274-22156-9)野口 健一郎オーム社
参考文献

準備学修の内容

毎回の授業の予習は、事前にLMSで通知されます。LMSで通知される指示に従い,1.5時間程度で各授業回のポイントをチェックしておいて下さい。また、復習として1.5時間程度の課題を、各授業において出題します。

その他履修上の注意事項

なし

授業内容

授業内容
第1回オペレーティングシステムの役割
第2回オペレーティングシステムのユーザインタフェース
第3回オペレーティングシステムのプログラミングインタフェース
第4回オペレーティングシステムの構成
第5回入出力の制御
第6回ファイルの管理
第7回プロセスとその管理
第8回多重プロセス
第9回メモリの管理
第10回仮想メモリ
第11回仮想化
第12回ネットワークの制御
第13回セキュリティと信頼性、システムの運用管理
第14回オペレーティングシステムと性能、オペレーティングシステムと標準化
第15回まとめ