担当者 | 山本 美紀 | |
---|---|---|
学年・開講期 | 2年次 Ⅰ・Ⅲ [理工学部 情報科学科(通信課程)] | |
科目の種類 | 教職 | |
クラス | メディア授業 | |
区分・単位 | 教必 2単位 | |
科目ナンバー |
この授業は、教職課程コアカリキュラムにおける「教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。)」の全体目標に基づき、子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要な、(1)教育方法論、(2)教育技術、(3)情報機器及び教材の活用に関する基礎的な知識・技能を修得することを目的とします。
具体的には、教育の方法及び技術に関する基礎的理論を学修し、それらを基盤とした実践的な教育力を培うために、指導と評価の一体化を授業内で実際に展開し、様々な指導方法、評価方法、授業形態、教材等について演習を通して学びます。また、インストラクショナルデザインに基づく授業設計に取り組み、ICTの効果的な活用方法を検討します。並行して、適宜LMS上で、受講生自らの自律的学修を促します。
この授業は、ディプロマポリシーDP1に関連します。
1.学生は、教育方法の理論と歴史を概観し、教育とは何か自分の考えを述べることができる。
2.学生は、指導と評価の一体化について理解し、学習意欲を高める授業を企画できる。
3.学生は、インストラクショナルデザインの考え方に基づいた授業設計ができる。
4.学生は、ICTを活用し、学習指導案および教材等の開発ができる。
5.学生は、教師と学生による学びの共創を理解し、授業に取り組むことができる。
①ラーニングポートフォリオ(ミニッツペーパー、レポート、振り返りなど)での評価(40%)
・ミニッツペーパー・・・必要に応じてフィードバックします。
・レポート・・・ルーブリックを用いた評価とフィードバックをします。
②LMS上の小テストと科目修得試験での評価(30%)
・LMS上で小テストの解答解説をします。
③授業設計の演習課題①~⑦に対する評価(30%)
・ルーブリックを用いた評価とフィードバックをします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 『教師のためのインストラックションデザイン 授業設計マニュアル Ver.2』 | 稲垣忠・鈴木克明 編著 | 北大路書房(2017年)ISBN:978-4762828836 |
参考文献 | 『中学校学習指導要領』、『高等学校学習指導要領』 ※LMS上で、各回の授業内容を提示します。また、必要に応じて参考書等を紹介します。 | 文部科学省 |
1. 各回の事前課題として、LMS上の指示(問い)に従って教科書の授業範囲を予習してから授業に臨んでください。(各1~2時間程度)
2. 第4回事後課題として、LMS上でテスト形式の練習問題を解いてもらいます。(1時間程度)
3. 第5回事後課題として、レポート課題とその評価に取り組んでもらいます。(3~5時間程度)
4. 第8回~第14回事後課題として、各回の演習課題を完成させるようにしてください。(各1時間程度)
5. ミニッツペーパー、リフレクションシートでの振り返りによって、学びを改善するようにしてください。(各30分程度)
・第1回のガイダンスは、授業の概要、進め方、評価方法等について説明しているので必ず受講すること。
・学習課題の作成などでパソコン、および文書作成、表計算等のソフトウェアを使用します。
・受講に際して特に対応が必要な場合(病気や怪我、障害など)は遠慮なく申し出てください。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | イントロダクション(授業の概要、進め方、評価方法等について説明します。) 教育の方法及び技術に関わる諸概念について学びます。 |
第2回 | 教育方法の理論と歴史について学び、最新の動向について調査します。 |
第3回 | 新しい学力観とカリキュラム(教育課程)について学びます。 |
第4回 | インストラクショナルデザイン(ID)について学びます。 |
第5回 | 学習意欲を高める授業デザインについて経験的に学びます。 ・小テスト(第1回~第4回の範囲)を実施 ・オープンエンドな課題レポートを出題(ルーブリックを提示) |
第6回 | 協働的な学びのデザインについて経験的に学びます。 ・第5回の課題のルーブリックを用いた評価とフィードバック |
第7回 | ICTの活用と情報教育について学びます。 ・授業企画の検討 |
第8回 | 「学習目標の設定と明確化」について演習を通して学びます。 ・演習課題①授業企画書の作成 |
第9回 | 「何を教えるのか~教材研究の方法~」について演習を通して学びます。 ・演習課題②課題分析図の作成 |
第10回 | 「どう教えるのか~学習指導案の書き方~」について演習を通して学びます。 ・演習課題③学習指導案の作成 |
第11回 | 「学習指導案のチェック、振り返り」について演習を通して学びます。 ・演習課題④学習指導案の改善 |
第12回 | 「学習指導と評価(1)目標・指導・評価の一体化」について演習を通して学びます。 ・演習課題⑤評価計画の作成 ・オープンエンドな課題の検討 |
第13回 | 「学習指導と評価(2)目標に応じた評価方法の実際」について演習を通して学びます。 ・演習課題⑥学習課題とルーブリックの作成 |
第14回 | 「学習課題とルーブリック評価、振り返り」について演習を通して学びます。 ・演習課題⑦ルーブリックを用いた評価とフィートバック |
第15回 | まとめ、授業の振り返り ・授業設計の演習課題(①~⑦)の提出 |