担当者 | 井上 秀明 | |
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学年・開講期 | 2年次 前期 [理工学部 機械・精密システム工学科] | |
科目の種類 | 専門 | |
区分・単位 | 選択 3単位 | |
科目ナンバー | 1K309 |
自動車用電子制御ガソリンエンジンにおいて次の内容を学びます。
(1)レシプロエンジン各部の機能と構造について
(2)電子制御用の各センサー及びアクチュエーターの機能と構造について
(3)エンジンの分解工程と組立て工程について
(4)点検作業と測定作業及び調整作業と診断作業について
この授業は、DP2とDP3とDP4とDP5に関する知識、技法、態度を修得します。
授業は主に実習形式です。
学生は、自動車用電子制御ガソリンエンジンに関する構造と機能と作動に関して説明できる。また、エンジンの分解工程と組立て工程及び、点検作業と測定作業及び調整作業と診断作業について、具体的事例に応用できる。
成績評価の得点配分は、テスト50%、課題レポート50%を基準として、授業態度を減点方式で評価します。
授業態度とは第1回の授業時に説明する「安全に関する作業注意及び実習作業の心得について」を守れることです。
課題レポートは、各回の授業ごとにまとめ、A4縦に横書きでボールペンを使用して記述します。表紙に学籍番号及び氏名を記入して、指定の期日に提出します。課題レポートは返却し、解説をします。テストについては終了後に解説をします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 自動車整備工具・機器 | 全国自動車大学校・整備専門学校協会(国土交通省自動車交通局推薦) | 全国自動車大学校・整備専門学校協会 |
教科書 | 三級自動車ガソリン・エンジン | 日本自動車整備振興会連合会教科書編集委員会(国土交通省自動車局監修) | (一社)日本自動車整備振興会連合会 |
教科書 | 二級ガソリン自動車エンジン編 | 日本自動車整備振興会連合会教科書編集委員会(国土交通省自動車局監修) | (一社)日本自動車整備振興会連合会 |
参考文献 |
(1)予習として、授業内容に示した固有名詞の意味及び関係の内容を調べてから授業に臨んでください。特に自動車概論、自動車構造論1、原動機論及び自動車整備1で履修した内容について復習して授業に臨んでください。(90分)
(2)復習として、授業中に指示した項目に関するレポートを作成して説明できるようにして、次の授業に臨んでください。(90分)
◎ATコース継続を希望する学生に限り、再履修が必要な学生のための最後の開講となります。2020年度に単位が未修得となった場合、ATコースを修了できないことが決定します。
◎授業は全て出席することが必要です。遅刻・早退・欠席のチェックを厳密に行います。
◎この実習授業では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴・工具を使用します。
◎課題レポート提出用のレポート用紙等は各自で用意します。
◎オートモビル・テクノロジー・コース〔ATコース〕の必修科目で◆印です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ①安全に関する作業注意及び実習作業の心得について ②エンジンの概要説明及び燃料・冷却系等の切り離しについて |
第2回 | 電気装置やコンバータハウジングの取り外し及びエンジンスタンドへ設置について |
第3回 | 補機部品及びタイミングチェーンの取り外しについて |
第4回 | シリンダヘッドとカムシャフト及び吸排気バルブの取り外しについて |
第5回 | ピストンとメインベアリング及びクランクシャフトの取り外しについて |
第6回 | 各部品洗浄及び名称確認について |
第7回 | 各部構造及び作動確認について |
第8回 | 点検及び測定について |
第9回 | 測定結果及び良否判定について |
第10回 | メインベアリングとピストン及びクランクシャフト組付けについて |
第11回 | シリンダヘッドと吸排気バルブとカムシャフト及びタイミングチェーン組付けについて |
第12回 | 補機部品とコンバータハウジングの組付け及び試運転台へ設置について |
第13回 | 電気装置取付けと及び燃料・冷却系等組付けについて |
第14回 | 調整及び診断について |
第15回 | テスト及びまとめ |