地域づくり論Ⅰ
担当者林田 朋幸
学年・開講期1年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門
区分・単位選必 2単位
科目ナンバー8D101

授業の概要(ねらい)

この授業では、受講者が将来的に地域社会の成員として地域づくりに携わることを想定して、日本における地域づくりの歴史的経緯や主体や課題等について概説します。調整がつけば、外部講師を招いて地域社会における地域づくりの実践事例に関する講演・ワークショップを2回程度予定しています。この授業では、特に地域経済学科の学位授与の方針(ディプロマポリシー)DP2に関する知識・態度を修得します。

授業の到達目標

日本の地域社会において地域づくりが行われてきた背景について理解を深め、受講者が将来的に地域社会の地域づくりに携わる際の考え方を身に付けることができる。

成績評価の方法および基準

平常点とテストで評価します。得点配分は平常点40%、テスト60%です。 平常点は小レポートや質疑応答等を基に評価します。テストは論述式で、知識の修得度と応用力を問います。フィードバックは全授業が終了後に、希望者に対して口頭で行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は使用しません。講義プリントを配布します。
参考文献鳥越皓之、帯谷博明よく分かる環境社会学(第2版)ミネルヴァ書房、ISBN: 978-4623079346
参考文献藤山浩田園回帰1%戦略: 地元に人と仕事を取り戻す農山漁村文化協会、ISBN:978-4540142437
参考文献吉本哲郎地元学をはじめよう岩波書店、ISBN:978-4005006090

準備学修の内容

授業の事前学習として、資料を配付する場合があります。これを通読し、分からない語句は辞書等で調べ、ノートにまとめるようにして下さい(1時間)。事前学習でまとめたノートは、授業時に持参するようにして下さい。事後学習として、配布資料の復習及び図書・新聞・WEB等で授業と関連する事例を調べ、ノートにまとめるようにして下さい(2時間)。

その他履修上の注意事項

地域づくり論Ⅱとは相関関係にあります。原則として、授業中は携帯電話・PCの使用を禁止します。携帯電話・PCの使用が必要な際には適宜指示します。また、授業中の私語は禁止とします。受講生の関心や授業の進行状況等により、授業内容が変更となる可能性があります。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション、地域づくりとは何か
第2回人間社会と環境を考える
第3回自然保護を考える
第4回身近な自然
第5回生活と水
第6回農と食
第7回ゴミ問題
第8回環境NPO・NGO、ボランティア、市民活動
第9回地元学
第10回歴史的環境と景観
第11回公害・差別・リスク
第12回開発と資源・エネルギー問題
第13回地球環境問題
第14回地域経済と環境
第15回テスト、まとめ