プログラミング4
担当者水谷 晃三
学年・開講期2年次 Ⅱ・Ⅳ  [理工学部 情報科学科(通信課程)]
科目の種類専門
クラスメディア授業
区分・単位必修 2単位
科目ナンバー4E301

授業の概要(ねらい)

 統合開発環境(IDE)を使用したJava言語によるプログラミングを通じて以下の内容を学びます。
・統合開発環境(IDE)であるEclipseによる開発方法
・デバッガやJUnitと呼ばれる単体テストのためのフレームワークを用いた開発技法
・Javaのオブジェクトモデル、Javaの標準クラスライブラリの概要
・Javaの標準クラスライブラリに含まれる コレクションクラス、ストリームの使用法
・イベント駆動型プログラミングの概念とGUIプログラミング
・Javaの新しい仕様(アノテーション,ラムダ式)
 この科目は学位授与の方針(ディプロマポリシー)DP2およびDP3に関連します。

授業の到達目標

 この授業では、実践的なプログラミングの技術および概念をJava言語の使用を通じて習得することを目標とします。具体的には、デバッガとJUnitを用いた開発技法、Javaのオブジェクトモデル、およびイベント駆動型プログラミングの概念や技法を理解し、これらを使用したプログラムを作成できる技能の習得を目指します。さらには、アノテーションやラムダ式の基礎についても学び、実用的で品質の高いプログラムを作成できる能力を身につけます。

成績評価の方法および基準

 LMS上に用意されている指定された課題をすべて提出しかつ合格(1点以上得点)している必要があります。科目習得試験の結果で評価(課題20%、試験80%)します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書主な教材はLMS上に掲載します。また、各自でインストールするEclipseとJDKを使用します。
教科書
参考文献Java言語プログラミングレッスン第3版(下)結城浩ソフトバンククリエイティブ、ISBN-13:978-4797371260
参考文献Java言語プログラミングレッスン第3版(上)結城浩ソフトバンククリエイティブ、ISBN-13: 978-4797371253
参考文献Effective Java 第3版柴田芳樹 訳丸善出版、ISBN-13: 978-4621303252
参考文献独習Java 新版山田 祥寛翔泳社、ISBN-13: 978-4798151120

準備学修の内容

 事前学習としてビデオによる講義を受けてください。そのうえでLMS上で小テストを受け自身の理解状況を把握してください。これらの事前学習におおよそ1.5時間必要です。そのうえで演習課題に取り組んでください。課題に取り組んだ後の事後学習として、実用課題に取組んだり、作成したプログラムを独自に発展させたりして理解を深めてください。これらの事後学習におおよそ1.5時間必要です。

その他履修上の注意事項

 レポートの提出回数が多いため計画的に提出してください。前半の授業のレポートの締切日と後半授業のレポートとの締切日は別です。特に前半授業の締切日を忘れがちですので注意してください。
 なお、講義コンテンツの一部は通学制と共通です。通信課程独自の内容や補足事項などは各コンテンツの注釈を確認してください。

授業内容

授業内容
第1回プログラミング3の復習、Eclipseによる開発
第2回デバッガとJUnit
第3回Objectクラス(clone、equals、toStringのオーバライド)、Javaクラスライブラリ
第4回コレクションクラス(含むジェネリクス)
第5回ストリームクラスの使用方法1(ファイルの入出力)
第6回ストリームクラスの使用方法2(文字ストリームとバイトストリーム)
第7回総合演習1
第8回イベント駆動型プログラミング、Javaにおけるイベント委譲モデルの概念
第9回JavaによるGUIプログラミング1(図形描画とマウスイベント)
第10回JavaによるGUIプログラミング2(MouseEvent、Swingコンポーネントモデル)
第11回総合演習2
第12回Javaの新しい仕様(アノテーション)
第13回Javaの新しい仕様(ラムダ式)
第14回スレッド(並列処理プログラミング)
第15回総合演習3