産業立地論Ⅰ
担当者丹羽 孝仁
学年・開講期3年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 地域経済系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8D308

授業の概要(ねらい)

地域経済を主導する産業や企業活動は場所によって大きく異なっています。本講義ではそのような地域経済の地域的差異を理解するために、産業立地の理論と応用を解説します。
この授業ではDP2、3に関連する知識と技法を習得します。

授業の到達目標

① 産業立地の理論を説明できる。
② 産業立地の特徴を理解する。
③ 地域経済に関わる産業立地の諸現象をイメージできる。
④ 様々な地域や産業、企業の知識を身につける。

成績評価の方法および基準

期末試験とレポートの両方を課します。
試験(50%)、レポート(30%)、授業への参加態度(20%)で評価します。
試験は採点基準を示すとともに、採点結果をLMS上でフィードバックします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『現代の立地論』2013年、978-4772231497松原宏編著古今書院
参考文献『経済地理学入門』新版,2005年、978-4562091058山本健兒原書房
参考文献『立地調整の経済地理学』2009年、978-4562091324松原宏編著原書房

準備学修の内容

【予習】
講義はテキストの章と対応させて進めます。準備学習として,該当の章を通読してください(1時間程度)。
【復習】
・講義後に資料をLMSにアップします。テキストと資料を基に復習し、各自でまとめノートを作成してください(1時間程度)。試験には各自が作成したまとめノートの持ち込みを許可します。
・テキストの章末にある課題に取り組み、まとめノートに整理してください(1時間程度)。試験時にレポートとして提出してもらいます。

その他履修上の注意事項

LMSを使用します。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:立地論の基礎概念と系譜
第2回農業立地論の基礎と応用
第3回工業立地論の基礎と応用
第4回中心地理論の基礎と応用
第5回オフィス立地と都市システム論
第6回集積の理論
第7回空間経済学
第8回現代工業の立地調整と進化経済地理学
第9回グローバリゼーションと多国籍企業の立地
第10回知識フローと地域イノベーションの新展開
第11回商業立地の刷新と中心市街地の衰退問題
第12回創造性と文化産業の立地-アニメ産業を例に-
第13回少子高齢化社会と福祉サービスの立地
第14回環境問題と立地論
第15回現代立地論の課題、まとめ