産業立地論Ⅱ
担当者丹羽 孝仁
学年・開講期3年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 地域経済系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8D309

授業の概要(ねらい)

サービス経済の深化に伴い、現実の経済活動は多種多様なものとなっています。本講義では、多国籍企業のグローバルR&Dや文化芸術産業といった非物質的な産業立地を取り上げることで、多様な地域経済の実像に迫ります。
この授業ではDP1に関連する知識と技法を習得します。

授業の到達目標

① 産業立地の理論を説明できる。
② 産業立地の特徴を理解する。
③ 地域経済に関わる産業立地の諸現象をイメージできる。
④ 様々な地域や産業、企業の知識を身につける。

成績評価の方法および基準

期末試験と期末レポートの両方を課します。
試験(40%)、期末レポート(30%)、授業への参加態度(30%)で評価します。
試験は採点基準を示すとともに、採点結果をLMS上でフィードバックします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『知識と文化の経済地理学』2017年、978-4772252959松原宏編著古今書院
参考文献『産業集積地域の構造変化と立地政策』2018年、978-4130461221松原宏編東京大学出版会
参考文献『工場の経済地理学』2016年、978-4562092062松原宏・鎌倉夏来原書房

準備学修の内容

【予習】
講義はテキストの章と対応させて進めます。準備学習として、該当の章を通読してください(1時間程度)。
【復習】
講義後に資料をLMSにアップします。テキストと資料を基に復習し、各自でまとめノートを作成してください(2時間程度)。試験には各自が作成したまとめノートの持ち込みを許可します。

その他履修上の注意事項

LMSを使用します。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:知識と文化の経済地理学
第2回グローバル知識結合と研究開発の地理的集積(1章)
第3回日系電機企業による研究開発の海外展開(2章)
第4回パリ大都市圏における研究開発集積の変容(3章)
第5回日本の造船業集積の維持メカニズム(5章)
第6回鉄道車両工業の技術蓄積とサプライヤーシステム(7章)
第7回米菓産業集積における技術継承と技術革新(8章)
第8回東京における広告産業集積の多極化(9章)
第9回パブリックアートの拡散と地域の受容(10章)
第10回映画ロケ地の選定とフィルムコミッション(12章)
第11回企業文化と近代化産業遺産の保存・活用(14章)
第12回市町村合併と修景まちづくり事業の継承(15章)
第13回オタク商業空間と中心市街地の活性化(16章)
第14回まとめ
第15回試験、解説