情報基礎2
担当者山田 智
学年・開講期1年次 後期  [理工学部 航空宇宙工学科]
科目の種類専門基礎
区分・単位選必 2単位
科目ナンバー2G209

授業の概要(ねらい)

コンピュータはすべて、プログラムを実行することにより、目的とする処理を行います。プログラムは、BASIC言語(インタプリタ型言語)やC言語(コンパイラ型言語)などのプログラミング言語で記述されます。プログラミング言語が理解できてプログラムを作成できることは、理工系学生にとって必須の要件です。本授業の目標は、プログラム実行速度が速く、移植性に優れ、汎用性のあるC言語(コンパイラ型言語)を用いて、プログラミング(プログラム作成)の基礎を修得できるようにすることです。
この授業は主に講義形式ですが、提示した演習問題について適宜ペアワークを実施し、その解答をプロジェクターに映写して発表してもらいます。
この授業では、DP1に関する基礎的知識と技法について修得することができます。


授業の到達目標

プログラム実行速度が速く、移植性に優れ、汎用性のあるC言語(コンパイラ型言語)を用いて、プログラミング(プログラム作成)の基礎を身につけることができる。

成績評価の方法および基準

授業内の演習問題(70%)と定期試験(30%)によって、成績を評価します。
最後の授業で全体に対するフィードバックを行い、テストの解答を解説します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書使用テキスト:大石弥幸、朝倉宏一 共著 『例題で学ぶ はじめてのC言語 改訂増補版』 ムイスリ出版(株)
 ISBN978-4-89641-270-3
使用教材:CL教室にインストールされているMicrosoft Visual Studio 2016を使用します。
参考文献

準備学修の内容

事前学習:指定した教科書の次回の授業範囲を事前に読んで、理解できない点・疑問点等を自分なりにノートに整理してから、授業に参加して下さい。(1時間)
事後学習:授業において、指定した教科書の各章が終了した時には、その章の章末問題(ドリル)の解答をノートに書いて解いてみて下さい。(2時間)

その他履修上の注意事項

講義はCL教室での実習形式です。毎回、授業開始時に、その時間に作成するソースプログラムについての説明(そのソースプログラムで使用されている文法や関数の説明など)を行いますので、遅刻しないように十分注意して下さい。

授業内容

授業内容
第1回プログラム(プログラムとは何か、コンパイラ、C言語とは、C言語のプログラム作成の実際)
第2回C言語の基本(プログラムの書き方の基本、文字列の表示)
第3回変数の利用と入出力(数値定数、変数、数値の表示桁数、キーボードからの数値入力)
第4回分岐(ifによる分岐)
第5回分岐(switch-caseによる分岐)
第6回繰り返し(whileによる繰り返し)
第7回繰り返し(do whileによる繰り返し)
第8回繰り返し(forによる繰り返し)
第9回繰り返し(breakとcontinue)
第10回配列(1次元配列)
第11回配列(2次元配列)
第12回文字と文字列(文字コード、文字列)
第13回関数(標準関数とヘッダファイル)
第14回関数(ユーザー関数)
第15回テスト、まとめ