担当者 | 鶴田 佳宏 | |
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学年・開講期 | 2年次 前期 [理工学部 航空宇宙工学科] | |
科目の種類 | 専門基礎 | |
区分・単位 | 選必 2単位 | |
科目ナンバー | 2B105 |
ロケット、人工衛星、宇宙探査機、宇宙輸送システム、宇宙環境、宇宙利用について解説します。1年生用の航空工学概論と対をなすものとし、合わせて航空宇宙システムの全体像が理解できるようにします。
この授業ではDP2に関する知識を修得します。この授業は主に講義形式ですが、授業の最初に、先週以前の復習を兼ね、関連する話題についての自由討議も随時行います。
・宇宙工学の範囲、全体像を理解する
・宇宙環境に関する基本的な知識を習得する
・宇宙を利用する目的、意義を理解する
・ロケットや宇宙往還機といった宇宙への輸送手段の開発史、現在のトレンドを理解する
・人工衛星/宇宙探査機といった宇宙機の開発史、現在のトレンドを理解する
・ロケット/人工衛星に関する基本的な運動方程式、パラメータを理解する
・宇宙工学に求められる安全性、信頼性について具体的な事例を通して理解する
成績評価は、2/3以上の出席・課題(20%)、中間テスト(40%)、および、期末テスト(40%)の結果により評価します。演習課題については、模範解答をLMSや講義内でフィードバックします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 講義資料はLMSに掲載しますが、必要に応じて印刷資料を作成して配布します。参考書として、次のものを薦めます。 | ||
参考文献 | 『はじめての宇宙工学』 | 鈴木弘一 | 森北出版、2007、ISBN-13: 978-4627690714 |
参考文献 | 『図説 宇宙工学』 | 岩崎信夫、的川泰宣、宇宙航空研究開発機構監修 | 日経印刷、2010、ISBN-13: 978-4904260715 |
予め次回の授業範囲の講義資料に目を通し、必要があれば、要点をノートにまとめ持参して下さい。(1.5時間程度)
授業終了後は復習を兼ねて教科書や参考書の該当範囲にも目を通して、ノートに要点を追記してください。(1.5時間程度)
適宜、課題演習の解答発表を課します。講義内容は、進捗状況に応じて変更する場合があります。また、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなどインターネットに接続可能なデバイスを持っている学生は講義に持ち込むことを推奨します。
オープンエディケーションツールとして下記を活用します。
東大TV 衛星技術者から見たISS利用:ISSからの衛星放出を中心に 中須賀真一
https://todai.tv/contents-list/2017FY/onishi_mission/04
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション、宇宙開発の歴史 |
第2回 | 宇宙空間:定義、範囲、環境条件、特殊性 |
第3回 | ロケット・宇宙往還機 |
第4回 | 人工衛星・探査機 |
第5回 | 宇宙インフラと世界の宇宙機関、民間宇宙開発の取り組み |
第6回 | 前半のまとめ、討議、中間テスト |
第7回 | 人工衛星の軌道:概要 |
第8回 | 人工衛星の軌道:運動方程式 |
第9回 | 人工衛星の軌道:軌道変換 |
第10回 | 人工衛星の軌道:地上からの観測 |
第11回 | 人工衛星の利用:測位システム |
第12回 | 人工衛星の利用:地球観測 |
第13回 | 人工衛星の利用:国際宇宙ステーションと宇宙環境利用 (オープンエディケーション:東大TVの視聴・解説) |
第14回 | 宇宙における失敗・事故、安全性と信頼性 |
第15回 | 全体のまとめ、討議、期末テスト |