英語コミュニケーション2
担当者須賀 晴美
学年・開講期3年次 後期  [医療技術学部 柔道整復学科]
科目の種類基礎分野
区分・単位選択 1単位
科目ナンバー0A322

授業の概要(ねらい)

この授業は総合基礎科目の学修目標1、2、3に関連した科目です。本授業は、中学・高校教師を目指す受講生のための実践的英語コミュニケーション能力を向上させる講座で、アクティブラーニングを導入しています。
 現代の重要なコミュニケーション・ツールであるeメールの書き方を学ぶことを通して、実践的なコミュニケーションに必要な英語表現を習得します。
 また、読解力(文字によるコミュニケーションの能力)を着実に向上させるため、インターネットの多読サイトを利用して電子書籍を授業内と授業外に読む作業もします。この作業をすることで、順調な語彙力の増強、読解スピードの向上を目指します。この多読の課題では、受講生はアクティブに興味のある本を選び、各自に合ったスピードで学習者用の電子書籍(e-book)を読みます。1冊読み終わるごとに、英語の小問 (Quiz) に答えてもらいます。お薦めの本を1冊選び、それを紹介する英文を書きます。

授業の到達目標

この授業は以下のことを到達目標とします。
1. 丁寧表現、文化的な相違を含んだ英語表現を理解し、場面に適して書き、操作できるようになる。
2. 自分の興味・関心にあった、ほどよい難易度の本を選び、各週授業内30分、授業外30分以上の多読を継続的に行う
 ことができる。
3. e-book を1冊読み終わるごとに、内容理解を問う3つの英語の質問に答えることができる。
4. 90語以上の本に関する推薦文を英語で書くことができる。

成績評価の方法および基準

期末試験 (40%)、読み取り語数・内容理解のクイズ・読解力小テスト(29%)、本の紹介の英作文(8%)、
VELCテスト受験(10%)、VELCテストの点数の向上(5%)、Book Report・授業への参加の度合 (8%)

・期末トテストのテスト範囲は、教科書から70%、初見の英文を読み取る応用問題が30%で出題します。
・読み取り語数はウェブの多読サイトに記録されていきます。
・Book Report (読書の記録) を提出してもらいます。
 [欠席した時は、次週に休んだ分を提出すれば、一回分の点数を失いません。ただし、評価はAではなくB° が最高となり
 ます。]
・自分が推薦する本の紹介を英語で作文してもらいます。
・Book Reportと本の紹介文は評価してLMSで返却・フィードバックします。
・VELCテスト (英語力診断テスト) を受験した人には10%の評価点が与えられます。
・1回目のVELCテストより2回目の点数が上がった人には、さらに5%の評価点が与えられます。
・授業への参加の度合は、予習がしてあり指名時に答えられるか、多読の作業に真剣に取り組んでいるかなどを評価しま
 す。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書"Write Me Back Soon!: Communicating through Email" (Eメールで学ぶ英文ライティングの基礎)
ISBN: 978-4-7647-3957-4
成岡 恵子、早野 薫、Sean M. Hackett金星堂(¥2,000 +Tax)
参考文献

準備学修の内容

[教科書を主とした授業の準備学修]
1.予習として、教科書を読み、問題を解いて、分からない単語や表現等を辞書で調べてから授業に出席します。(40分)
2.復習として、自分が間違った箇所の問題や英語表現を確認し、正しい答を書く練習をしてください。(30分)

[電子書籍の多読をする準備学修]
1. 自分にあった難易度で、興味の持てる本を多読サイトから選び、授業外に総計30分以上読書をします。(30分以上)
〈時間配分は15分を2セット行ってもよく、組み合わせを工夫してください。〉
2. 本の紹介文作成に備えて、気に入った本の題名をメモしておく (読書後に)
3. 復習として、LMSで返却されたBook Report や 英作文へのコメントを読みます。(5分)

その他履修上の注意事項

・毎回の授業には必ず英和辞書・和英辞書(紙の辞書・電子辞書どちらでも可)を持参してください。
・多読サイトは英語の音声も聞けるため、イアフォンを持参してください。
・多読サイトの見られるタブレットは学校のものを貸し出します。
(ただし、自分の使い慣れたタブレットやパソコンが良いという人は、それを教室に持ち込んでください。)
・パソコン画面で目が疲れやすい人は、ブルーライトカットの眼鏡を用意してください。
・課題の返却については授業でも通知しますが、LMSを定期的にチェックしてください。

様々なアクティビティーを体験して、あなたの英語力が上がることを期待しています。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス(授業の進め方、準備学修、評価方法など)、
Free Writing 2 (夏休み中の体験などを書く)
第2回Unit 12. Thank you for the invitation, but... (誘いを断る表現)
e-book の多読、クイズに答える、Book Report 1 を提出
第3回Unit 13. Good luck! (励まし表現)
e-book の多読、クイズに答える、Book Report 2 を提出
第4回Unit 14. Congratulations! (祝福する表現)
e-book の多読、クイズに答える、Book Report 3 を提出
第5回Unit 15. It would be appreciated if... (フォーマルな依頼をする)
e-book の多読、クイズに答える
読解力小テスト
第6回Unit 16. Can I make an offer? (申し出の表現)
e-book の多読、クイズに答える、Book Report 4 を提出
第7回Unit 17. Thank you! (感謝の表現、notの位置)
e-book の多読、クイズに答える、Book Report 5 を提出
第8回お薦めの本の紹介文の原稿作成
Unit 18. You know what? (報告する表現)
e-book の多読、クイズに答える、Book Report 6 を提出
第9回本の紹介文提出
Unit 19. Get well soon! (お見舞いの気持ちを伝える表現)
e-book の多読、クイズに答える
第10回Unit 20. Anybody interested? (募集する表現)
e-book の多読、クイズに答える、Book Report 7 を提出
第11回Unit 21. Season's Greetings! (季節の挨拶表現)
e-book の多読、クイズに答える、Book Report 8 を提出
第12回期末テストのガイダンス
Unit 22. I would like to apply for a position (応募する)
e-book の多読、クイズに答える
授業評価アンケート
第13回Unit 12-22のまとめ
e-book の多読、クイズに答える
リーディングに関するアンケート②
読解力小テスト
第14回期末テスト、まとめ
第15回VELCテスト