日本史Ⅱ
担当者玉 真之介
学年・開講期1年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類総合基礎
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー0E242

授業の概要(ねらい)

「歴史は現在と過去との対話である」(E・H・カー)と言われます。日本の過去について学ぶことは、今日の日本やこれからの日本について考えることです。この授業では、テキストに基づいて日本の近世と近現代について、基本的な歴史の流れを学びます。キャッチフレーズは「暗記する日本史」から「考える日本史」です。その際、日本国内だけに視野を限定するのではなく、日本を取り巻く世界の動きとの関係を重視して学んでいきます。また、授業では、論点をめぐって少人数で話し合うグループ学習を取り入れていきます。これにより学修目標の1を習得します。

授業の到達目標

日本という国がたどってきた大きな流れを説明できるようになる。
日本と外国との関係についての説明できるようになる。
今日の日本が直面する課題について歴史的な視点から語ることができるようになる。
日本史をめぐる様々な議論について批判的に語ることができるようになる。

成績評価の方法および基準

毎回の小テスト(25%)、中間試験(25%)、期末試験(60%)、合計(100%)で評価します。 
中間試験の結果はフィードバックして、改めて理解を深めます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『大学でまなぶ日本の歴史』
ISBN 978-4-642-00831-0

木村茂光ほか吉川弘文館
参考文献『大学の日本史①近世』山川出版社
参考文献『大学の日本史②近代』山川出版社

準備学修の内容

事前に、それぞれの週に行う教科書の章を熟読し、その内容について関心をもつ事項を調べる作業を90分程度行ってください。
授業後は、授業で配布したレジュメを見直し、ポイントとなる点について教科書を再読して、関心をもった事項を調べる作業を90分程度行ってください。
小レポートの宿題が出た場合には、なるべく早く取り組むようにしてください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回授業のねらいと進め方、近世、近現代の大きな流れ
第2回近世①江戸幕府の開創(教科書第18章)
第3回近世②幕藩体制の安定(第19章)
第4回近世③享保の改革と田沼時代(第20章、第21章)
第5回近世④寛政の改革と天保の飢饉(第22章、第23章)
第6回近世⑤天保の改革と開国(第24章、第25章)
第7回近世⑥幕府の終焉と明治維新(第26章)
第8回近世のまとめと中間試験
第9回近現代①明治政府の成立(第27章)
第10回近現代②民権運動と国会の開設(第28章、第29章)
第11回近現代③日露戦後経営(第30章)
第12回近現代④第1次世界大戦と関東大震災(第31章、第32章、第33章)
第13回近現代⑤昭和恐慌から日中戦争へ(第34章、第35章、第36章)
第14回近現代⑥総力戦体制から戦後へ(第37章、第38章)
第15回近現代のまとめと期末試験